1店舗目はオープン4年目のイタリアンレストラン。
席数は20席で、面積は12、3坪といった広さでしょうか。
情報では連日満席でいつも賑わっているとのこと。
駅徒歩4分弱ではありますが、このお店以降には住宅しかない立地です。
チャージやサービス料はなく、
私たちの当日飲食での消費形態は、
1人ドリンク3杯(@1,200円)、フード2皿(@1,216円)で客単価7,000円でしたが、
食べログ口コミ集計客単価は8〜9千円台でしたので、平均消費形態は3杯3皿と見えます。
火曜日定休日で営業日26日間、満席率8割と見て、平均1回転すれば、
月商3,328,000円
1階路面店ということで、住宅街を勘案しても家賃が坪単価3万5千円は下らないと見て、42万円程度
原価は40%程度と見えるクオリティとボリュームでした。
家賃と原価で52.6%、その他経費で10%見たとしても、
ご夫婦での営業ですので、手残りは37.4%で120万ほどあり、
報酬100万取っても営業利益は20万円(6%)残りますね。
2店舗目は同じ住宅街にあるショットバーへ。
カウンター8席のみでオーナーバーテンダーお一人での営業で、
ハイボールやカクテルを計4杯いただいて7,200円(@1,800円)
平均消費形態をバーの2.8杯と仮定すると客単価は5千円程度と見えます。
19時から深夜3時ごろまで営業されており、
満席率9割と見て、1日1回転平均7名来店とすると、
こちらも火曜日定休日ということで26日営業で、
月商910,000円
原価率2割程度と見え、店舗面積5坪(@35,000円)と見て家賃17、8万円程度とすると、
家賃と原価で40%程度に収まれば、その他経費10%見ても、
バーテンダーの手残りは半分の45万程度となり、
報酬40万円取っても、営業利益は5万円(5.5%)残ります。
どちらも個人オーナー店ながら、そこそこ良い客単価を取っても、
住宅街でもしっかり常連客をつけてこの想定の客数にいけば、
個人1店舗であれば長く営業できる良い店としてやっていけるのです。
環境開発計画 山本 利晴
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