2024年07月20日

ある地方都市での業務店調査

先日、弊社業務委託先デザイナーとのミーティングのため、

九州人口ランキング15位以内に入る地方都市に出張、

合わせて現地の各業態の業務店調査を行いました。


まず1軒目には、地元蔵元の本社直売店と、

併設する日本酒BARに伺いました。

改装されたばかりの店内はオシャレな内装で、

日本酒BARの方は、出荷エリアの一部分に設置され、

実際に蔵人が作業するのを横目に飲める臨場感溢れるバーでした。

現時点ではまだまだ観光客も多くはないそうですが、

未来を見据えてしっかりと発信すべく、

これだけの改装、取り組みを行われているのは素晴らしいと感じました。


2軒目には、地元で24年続く老舗日本料理店へ。

季節の和食と地元名産のフグを、日本酒と合わせて楽しみました。

地元密着の割烹だからでしょうか、

和酒のラインナップは地元のものも一部あるものの、

大半は県外のお酒で、大将のこだわりが見えるラインナップでした。

ただ、他の地方でも感じたことですが、

地元の酒を推すというスタンスは、

地方に行くほど重要視されていないのだということを今回も感じられました。


最後に3軒目、デザイナーの同級生が経営するショットバーへ。

バーテンダーとしてのこだわりはもちろん、

バー以外のビジネスにも積極的に取り組まれているマスターで、

お話も楽しい、居心地の良い時間を過ごせました。

ただやはりまだまだコロナから客数は戻っているとは言えず、

特に22時以降の遅い時間がピークのバーでは、引きが早くなっている今、

地方のバーでは特に集客は簡単ではないと感じました。


今回の地方での業務店調査では、

東京の業務店ばかり見ていると、

全国的なお酒の動きを見誤ると再確認できました。


こうした地方の現状も把握しながら、

和酒の復権に向けた提案を引き続き推し進めてまいります。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:業務店調査
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2024年07月13日

これからの酒業務用営業には

東京の酒主体業態の飲食店では、

入っているところとそうでないところの差は大きいものの、

繁盛店の盛況ぶりはコロナ前をも超える状況ですね。


しかしながら、そこにお酒を卸す、

お酒の業務用営業では、旧態依然とした流れがほとんどで、


「モノ(お酒)を売るだけで無く、(お店の)お役立ちに繋がる営業を」

と、掲げる向きはあるものの、


その実、「お役立ち」と言われても、メーカーおよび流通の営業マンに、

お店に提案できるノウハウがあるわけでも無く、

「お役立ち」という言葉だけが一人歩きし、

結局はお酒のスペックと条件面ばかりの営業展開が、

コロナ前と何も変わらず行われています。


ではなぜ、

「モノ(お酒)を売るだけで無い、(お店の)お役立ちに繋がる営業」

の必要性が分かっていながら、できないのでしょうか?


それは、酒メーカーや流通に、

お店に関するノウハウを習得させるような機会、

研修や勉強をさせるという風土があるところが少なすぎるからです。


それでは当然ながら、「お役立ち」営業と言われても不可能です。


さらに悪いところでは、そうしたノウハウ以前に、

お酒自体の勉強もそれほど組織的に行なっていないところも多いように見えます。


要するに、営業マンに勉強の機会を与えるということの優先順位が低く、

そんな暇があれば1件でも足で回ってこい。

というような風土が当然のような空気が漂っています。


それでは無理ですね。


「モノ(お酒)を売るだけで無い、(お店の)お役立ちに繋がる営業」には、

今、流行っている店、利益の構図が素晴らしい店にはどのようなノウハウがあるのか?

そうしたことを理解するところから始めてみてはいかがでしょうか?


実際にこうした研修機会の提供は可能であり、

進んでいる企業ではすでに導入実施されているのです。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2024年07月06日

変わらぬ一般向け大規模日本酒イベント

コロナ前から疑問の声が業界紙でも散見される、

一般向けの日本酒イベントですが、

その数は減るどころか増えている印象です。


私も以前から”どうもどうも会“と呼んでおり、

どのイベントに行っても見る顔が多く、

参加客も参加蔵元と顔見知りであり、

各所で“どうもどうも”との声が聞こえてきます。


先週末、比較的有名銘柄の出ていない、

開催場所も海岸沿いの観光地というイベントがあり、

これまでの”どうもどうも会“とは異なる何かがあればと思い、

蔵元イベントの勉強に行きたいというメーカー社員同行で、

私も参加させていただきました。


結果としては、その本質は何も変わっていないということ。


以前、こちらの記事でも取り上げた「珈琲参道」のような、

新たな飲み手が楽しめるようなディティールも無く、

むしろお酒ではない地元のフード系出店者の方が、

創意工夫されていて楽しめる提案がなされていました。


お酒の方はというと、

相変わらずの”どうもどうも会“的雰囲気に加え、

そのウリの説明でも相変わらず“スペック”ばかりと、

既存のファンしか楽しめない提案が繰り返されていました。


これはイベンター主催者が変わらないからこうなるのか?

蔵元側にまだまだ危機感が薄いことの現れなのか?

やはり「イベント盛況、実需減退」の本質がまったく見えていないようです。


清酒にも新市場創造を担う牽引社、

リーディングカンパニーの取り組みが待たれます。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画