と言って良いほどに、幅広い品目で値上がりしています。
さらにはまだまだこれから更に上がるとも言われていますね。
当然、飲食店の「原価率」も上がっており、
業態毎に差はあるものの、
前年度比で2〜4%前後UPしているとの情報もあります。
これを受けて、有名回転寿司チェーンの値上げのニュースに代表されるように、
飲食店でも値上げが待ったなしの状況です。
更に悪いのは、
この上、人件費の上昇、来客数もコロナ前に戻らないことなどが重なり、
直近の「新型コロナ」関連の経営破綻で飲食が最多、
中でも従業員数の少ない小規模店舗が多くを占めています。
あきらめや、めどが立たないなどとの店は致し方ないとして、
現下の状況を乗り切って、残っていく店はどうしているのでしょうか。
それは、(値上げだけでなく)“価値上げ”を行っていると言って良く、
自店に来て下さるお客様に、自店でしか過ごせない時間を提供し、
他では体験できない唯一無二の愉しさや喜びを提供することに、
妥協せず、徹底的に詰めて、日々高めていく、
そのような店舗現場を造り上げていると言って良いでしょう。
各業態、これから残っていく店は、
それぞれにお客様にとって明確な存在意義のある、
“価値上げ”を実践できる店であることから、
顧客起点による今後の外食シーンとしては、とても楽しみなものになると思っています。
環境開発計画 山本 利晴
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