ある、レッドオーシャン中のレッドオーシャン、
週販で実績が芳しく無ければ容赦無く切り捨てられる、
そんな売り場向けの商品開発の話がありました。
このような売り場では、
業界のトップ企業しか普通は生き残れないことは言うまでもありませんが、
『文化』=“生活様式”である限り、
このような売り場を避けては、新たな飲酒文化が生まれることはありません。
それでは、業界トップ企業でも無い社が、
新たな飲酒文化を生み出すべく、このような売り場で戦って勝つにはどうすれば良いか。
本来であれば飲酒文化を創出する公式である“業家連動”を戦略的に取り組むべきですが、
その予算も無い社の場合は、ただ指を加えて他社による新たな提案を待ち続けることしか出来ないのでしょうか。
この難問の答えもやはり、“業”にあると言って良いと思います。
飲酒は結局のところ、“家か店か”でしか飲みません。
ごくごく一部のイベントなどで、飲酒文化の創出に繋がることは決してありません。
“店で体験した価値を家でも楽しむ”
この流れはどうやっても変わりません。
メーカーさんの素晴らしい技術と、エンドユーザーの店(外食)での体験価値が寸分のズレなく一致した時、
家飲み市場に繋がり、新たな飲酒文化が生まれる可能性は大いにあると、
大いに可能性を感じるお話の機会を頂きました。
環境開発計画 山本 利晴