2022年10月29日

個人で料飲店開店の件(初顔合わせ)

先日、個人の方で、ある業態の料飲店を開店したいという方にお話をお聞きする機会を頂きました。


前職は夏にお辞めになり、

その業態で2年間程度アルバイトに入ってオペレーションを習得したとのことで、

いよいよご自身のお店を開店されたいとのことでした。


そのアルバイトに入っていたお店が超繁盛店だったようで、

そこをイメージした坪数の物件を探され、客単価や、屋号の付け方も、参考にされておられるようでした。


やはり、繁盛店と同じような店作りをすれば流行らせることができる!

さて、、それは正しいでしょうか?


その答えは、、限りなく100%に近い確率で、繁盛店にはならない。です。


アルバイト先の繁盛店の暖簾分けや、FC契約などで、

エリアもドミナントを敷いて出店すれば可能性は高まるでしょう。


ただ、この方のように、完全に個人で、エリア戦略も決まっておらず、繁盛店の要素だけをもってきてお店を始めるのは大変危険です。

繁盛店が繁盛店たる所以は、一見した“ガワ”だけでないところに、その要因があるからです。


まず、初顔合わせでこの方にお伝えしたことは、

ご自身に合った店作りをされたら良いのではというポイントでした。


店はやはり【人】です。

メニューなどのモノも大切ですが、お客様に評価され、リピーター、常連が付いてくる店はやはり【人】の要素が大きいです。

この方も魅力あるお人柄の方でした。

その魅力を最大限活かせるような店作りを、先ずはお勧めいたしました。

環境開発計画 山本 利晴
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2022年10月22日

イベント再開を止めるな!

ここ最近、一気に各種イベントの“3年ぶり”再開のニュースに花が咲いています。

私も直近でいくつかのリアルイベントに参加させていただいています。


先日の某イベントでは、ホテル会場に250名前後の招待客が来場した、

素晴らしいイベントにも参加させていただきました。


このようなお酒やBarに関連するイベントだけでなく、

各地の秋祭りなども再開し、活況です。


また、インバウンドにも規制がなくなり、

全国旅行支援や、まもなく“Go to eat”も再開されるとか。


さて、このイベント再開の流れを、

また性懲りも無くやってくる「第8波」に飲まれないように、

是非ともしていただきたいと強く思います。

第7波といわれる直近の波は、何も行動制限をすることなく今を迎えています。


人と人とがリアルに会って、直に交流する。


こんな素晴らしいことを、また再び止めてはならないと強く思うのです。

昼酒がこんなにも旨い秋麗の日に

環境開発計画 山本 利晴
タグ:雑感
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2022年10月15日

潮目が変わったか

4〜9月の東京都内の企業倒産件数が、同時期3年ぶりの増加に転じたとの記事がありました。

回復が遅れた業種を中心に散発していると。


ある営業の方の肌感覚でも、居酒屋からのしんどい声が多いとの話が聞かれ、

ある信用金庫の方からは先日、地元飲食店顧客への、収益化のサポートに取り組んでいる話もありました。


さらには、某大手総合酒類メーカーの中には、飲食店での展開に見切りをつけるような営業体制になっているような話も散見されます。


かたや、インバウンドの制限が撤廃されたり、全国旅行支援が動き出したりとのニュースもあり、

外国からの旅行予約は、円安の影響も重なり、前年比で何倍にもなっているとのこと。


色々な側面から見て、コロナ禍からの潮目の変化が顕在化しています。


そのような中で、特にお酒を扱う業務用市場、料飲店の回復は、

最も遅く、弱いものになると思われます。


しかしながら、だからといって、飲酒文化の創造に取り組む業種業界が、

安易に業務用市場に対し、及び腰になったり、手をひいたりしてはなりません。


今こそ、大変な時に共に飲酒文化の創造に取り組んだ社しか、

今後の業務用市場、ひいては、新たな飲酒文化の創造の担い手にはなれないでしょう。


潮目が変わった今こそ、酒業界のリーディングカンパニーたる各社は、

お酒を扱う料飲店、業務用市場に“ヒト・モノ・カネ”を投資すべきです。


目先の利益は出ず、さらに下がることでしょう。

それでもなお、飲酒文化の創造に、外食は欠かせないのです。

環境開発計画 山本 利晴
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