講演の内容は壮大なお話でしたので、私がここで要約してご紹介することは控えさせて頂きますが、
その中で一つ、“「と」の力”というお話を、自分なりに解釈してみました。
以前、和酒“麹文化の酒”の良さ(価値)を伝えるにあたり、
麹文化というものを“「と」の力”を使って浸透させられないかと取り組んだことがあります。
麹は日本の酒、食文化に欠かすことのできないものです。
当然、麹文化の食と酒の相性、多様な楽しみ方も存在することから、
和酒メーカー“と”、味噌や醤油、みりんなどの麹に関連するメーカー“と”が、
アライアンスを結び、共に麹文化を浸透させていくことが、
それぞれの商品の価値を相乗効果でエンドユーザーに知ってもらえることに繋がると。
しかしながら、残念なことに、そこにはやはり“壁”がありました。
今回の講演でもこの“壁”についてお話がありましたので、私たち以外の業種業界も同様なのだと思いましたが、
ある大手味噌メーカーに至っては、同じ麹文化であっても酒とは組むことができないなどと発言する方がおられるような始末でした。
ただ、こんなことで私は諦めません。
今後も、さまざまな展開で、この“「と」の力”、私は“アライアンス”とか、“Co”などとも言っていますが、
日本の和酒、麹文化の酒の良さ(価値)を浸透させる一助となるべく、しぶとく取り組みを進めて参ります。
環境開発計画 山本 利晴
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