私の前職で、弊社が協業させて頂いている、
現在都内に10店舗を展開する【日比谷Bar】での現場受入研修を3日間受講頂きました。
お酒のメーカーさまに、飲食店の専門的なマネジメントノウハウは当然ありません。
そこで、創業から33年で培われた、“酒が売れる”飲食店ソフトを、
短い期間ではありますが、盛りだくさんにお伝えし、実際の現場で体感して頂き、
自店に活かして頂くプログラムです。
当たり前ではありますが、“餅は餅屋”の酒主体飲食店の独自のノウハウがあることは、メーカーさまには見えません。
よって今回の方も、受講前には本研修に懐疑的であったと仰っておられましたが、
3日目の最終日には、今回の研修がいかに重要であったか深くご理解下さったようでした。
特に、和酒業界の方々に多く見られますが、
全てを内製化して外部の力を借りず、経費(費用?)だけを抑えようとされる傾向があると私は感じます。
変わって洋酒業界のほか、飲食業界でも伸ばす会社では、
積極的に外部の専門分野から学び、取り入れ、時には業務委託して、
エンドユーザーにブランド認知を浸透させていく傾向が強いと思います。
本来の「経費」は、売上を伸ばすためにあるべきですが、
ただただ「経費」を削って当然という、手段が目的に、非全体最適なことを仕事と思っていては、
和酒業界が復権する日は遠いのではないでしょうか。
そうした面でも、今回受講くださったメーカーさまは、
業界のリーディングカンパニーであるのであろうと私は思っています。
環境開発計画 山本 利晴