飲食業の「倒産」は過去最少ながら、
「休廃業」「解散」は過去最多となったとありました。
特にテイクアウトやデリバリー業態において過当競争のために急増しましたが、
夜業態、酒主体業態のそれもかなりの増加でありました。
業界全体で見ると、撤退案件による物件情報も増加していることは間違いありません。
ただ、、
こちらが求める候補物件、希望の物件はなかなか出てこない状況です。
この状況は、言い換えると、
過剰であった飲食店舗の淘汰であり、
コロナでなくても厳しい運営状況であった店舗から順に、
「休廃業」「解散」している状況であると言って良いと感じています。
実際、全体としては19年比で想定を下回った、酒主体業態の年末年始実績でしたが、
繁盛店を訪問すると、12月も予算達成、1月も連日繁盛している店が少なくありません。
多すぎた店舗数が適正に向かい、コロナの行動制限が無くなるとどうなるでしょうか。
相対的に店舗当たりの見込み客数は増え、お客さまに評価された繁盛店はますます繁盛する。
こうなると、候補物件となり得る物件と出会う確率は低いままの状況が続きそうです。
業界全体としては良い方向ですが、
物件探しには厳しい、潮目でない状況が続くと思われます。
環境開発計画 山本 利晴
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