「人への投資」が促進される中、
実際には“人への研修など後回し中の後回し”と言って良い社も少なく無いのでは無いでしょうか。
研修費用の開示を行う社は、主要企業でも2割にとどまるとのニュースもありました。
なぜこうしたことになるのか?
私が思うに、「研修は若い者がすべきで、上席は不要である」ということの蔓延りが原因の一つと感じます。
たとえ研修で若い方々にお伝えをしても、
その後、自らの業務に戻って実践しようとすると、
上席から「研修は研修。業務は言われた通りにせよ。」という言葉がかけられ、
若い社員もだんだん、「研修受けても意味がない。」となっているように見えます。
“リスキリング”、学び直しは、先ず、
社内を動かす側である“上席”にこそ行われるべきと思います。
社内を変える仕組みとは、“人”が担うものであり、
なんとなく“リスキング”を導入しました的なことでは変わりません。
社員である“人”の各層、隔たりや偏りなく学び直し、
時間はかかりますが着実にベクトルを併せ、
会社社内の空気と言いましょうか、モノが動く、新たに進む、そうした流れを構築することで、
会社が変わり、次の成長曲線を描けるようになる。
これを実践するのは、“人”を置いて他には無いと思います。
環境開発計画 山本 利晴
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