ある温泉街の夜の街に繰り出しました。
知人と地元の美味しい料理を頂いた後、
別れて一人でその地域のオーセンティックバーに伺いました。
お店は古いビルの2階の一番奥。素敵なファサードが光ります。
扉を開けると、私と同年代の蝶ネクタイのバーテンダーが迎えてくれました。
そこでジントニックを頂きながら、
その地域のバー事情についてお聞きすると、
この街にはバーと言える店は16軒しかなく、
その中でもオーセンティックバーと言えるのは1、2軒だと。
ご自身も出店された時に、地元の方から、
「やりたいことは分かるが、蝶ネクタイをして(オーセンティックバーとして)営業するのは良くないよ」
と言われたといいます。
温泉街で国内からの旅行者はもちろん、インバウンドも多く、
美味しい食材を使った料理屋も多い地域なのに、
そのように言われるのは私も理解不能でした。。
日本の“オーセンティックバー”は、世界海外に無い、日本固有のバー文化です。
私から見れば、この地域にはバー文化が根付いて然るべきと思いましたが、
マスター曰く、この地域にバー文化は根付き難いですが頑張ります。。
とのこと。
このような地域が今だにあることが残念ですが、
マスターにも頑張って頂いて、これから新たなバー文化を紡ぎ出して頂きたいです。
頑張って下さい!!応援しています!また伺います。
環境開発計画 山本 利晴