2023年05月27日

打ち手の無い不安定な清酒

コロナ5類移行により、

一部の大手チェーンを除く多くの酒主体料飲店が、

活気を取り戻しています。

先日行ったダイニングバーでは平日17時前ですでにかなりの来客で、

18時台には100を超える席数ながら予約で満席になると。

また、東京郊外の地場チェーンの話でも、

4月は2019年を超えて、かなり良い流れとのことでした。


私もコロナ渦中からいつも申し上げてきました、

コロナ明けに備えて、お酒の料飲店向け提案体制を強化すべきと。


それを受けて集中的に動きを活発化させておられるメーカーさまもほんの一部ありますが、

大半の清酒メーカー発信情報を見ていると、

二番煎どころか、五番、十番と後発の洋酒に手を出してみたり、

コロナ前よりさらに増えたように思われる“日本酒インフルエンサー”的な人たちとの、

華やかそうなイベント開催をどんどん復活させたりと、

まったく足元が不安定で、やはり「打ち手が無い」のであろうと再確認できるような状況に見えます。


今こそ!今こそ、日本の酒文化の起点であると明言して良い料飲店市場に、

全勢力を傾けて集中投資し、目立たなくても着実に、業務用営業展開を強化して、

“日本酒を飲める店”を新たに開拓創造するべき時
なのです。


“時既に遅し”となる前に、是が非でも取り組んで頂きたいと強く願います。

私も微力ながら、さらに提案を進めて参ります。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:酒類業界
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画