2023年09月09日

理解すべき「顧客起点」「コンセプト思考」

100人居たら100人全員が、

「お客様視点で」とか「コンセプトが大切」と言うと、

その通り!分かりました!

と言いますが、

より具体的に話を進めて行くと、そのほとんどで、

「顧客起点」ではなく、「会社起点」や「自分起点」になり、

「コンセプト思考」ではなく、「声の大きい人の意見に追従」したり、

自分や上司の考えを優先させることとなってしまう。


往々にしてある“総論賛成各論反対”というやつなのでしょう。

そうなってしまうのはなぜなのでしょうか?


使われる側のサラリーマン思考、(大企業でなくても)大企業病といったところなのでしょうが、

結局は、客観視や俯瞰ができない、常に狭く限られた自分本位、

上司の命令にただ従うだけや、目の前の作業に追われることへのどこか安心感など、

分かること、見えることに安住してしまう人が大多数なのでしょうか。


少なくともマネジメント層、リーダー層はそれではダメですね。


少し時間をとって書籍を手に取れば、自分にはない、豊富な経験の一部を吸収することができます。

また、一度立ち止まって、頭を整理してから、俯瞰して考えをまとめてみても良いでしょう。

人に助言を求めても良い。

仕事や、お店の評価を高め、良い状態で継続させるには、

「顧客起点」や「コンセプト思考」が必要なのですから。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:雑感
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2023年09月02日

メーカースタッフとの熱い議論

先日、ある酒類メーカー社員の方と、

会食しながら熱い議論を交わす機会をいただきました。


和酒の新たな市場を創造、確立するため、

戦略商品の展開をどのように行えば良いか。

というテーマでの議論でした。


その詳細は書くことができませんが、

実はこうした議論、和酒業界では、なかなかできるものではないのです。

議論のできる人財に巡り合う機会がほとんどないとも言い換えられます。


よくあるパターンとして、

経営陣や上層部の方には、和酒の新市場の創造など難しいと半ば諦めていたり、

営業などスタッフ層では、ただひたすらに、どうしたら簡単に売れるか、

使える経費はなく、投資はできないが、なんとか売れる裏技はないか、

といった安易なスタンスの方が多い印象です。


あと酒業界関連では流通の立ち位置の方々にも、

何もしなくても勝手に売れる商品だけ提案してくれ

みたいな、商品を育てる気の無いスタンスが蔓延していますね。


さらに、和酒コンサルやインフルエンサー的な方々に至っては、

ただひたすらに自分達が得意な“空中戦”の話ばかりで、

地に足のついた、本質的な市場創造の話は皆無です。


そのような中、こうして和酒の復権、新たな飲み手の創造、新市場確立へ向け、

本気で議論できる方は決して多くはおられません。

その社では、時間はかかってもしっかりと市場創造に着実に前進しています。

こうした方や社が1人でも1社でも増えることを切に希望するばかりです。

今月もまた議論の機会を設けています。楽しみです!!

環境開発計画 山本 利晴
タグ:酒類業界
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