2023年09月02日

メーカースタッフとの熱い議論

先日、ある酒類メーカー社員の方と、

会食しながら熱い議論を交わす機会をいただきました。


和酒の新たな市場を創造、確立するため、

戦略商品の展開をどのように行えば良いか。

というテーマでの議論でした。


その詳細は書くことができませんが、

実はこうした議論、和酒業界では、なかなかできるものではないのです。

議論のできる人財に巡り合う機会がほとんどないとも言い換えられます。


よくあるパターンとして、

経営陣や上層部の方には、和酒の新市場の創造など難しいと半ば諦めていたり、

営業などスタッフ層では、ただひたすらに、どうしたら簡単に売れるか、

使える経費はなく、投資はできないが、なんとか売れる裏技はないか、

といった安易なスタンスの方が多い印象です。


あと酒業界関連では流通の立ち位置の方々にも、

何もしなくても勝手に売れる商品だけ提案してくれ

みたいな、商品を育てる気の無いスタンスが蔓延していますね。


さらに、和酒コンサルやインフルエンサー的な方々に至っては、

ただひたすらに自分達が得意な“空中戦”の話ばかりで、

地に足のついた、本質的な市場創造の話は皆無です。


そのような中、こうして和酒の復権、新たな飲み手の創造、新市場確立へ向け、

本気で議論できる方は決して多くはおられません。

その社では、時間はかかってもしっかりと市場創造に着実に前進しています。

こうした方や社が1人でも1社でも増えることを切に希望するばかりです。

今月もまた議論の機会を設けています。楽しみです!!

環境開発計画 山本 利晴
タグ:酒類業界
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画