2024年02月03日

『中期』という時間が意味するもの

ビジネス、時流や、機が熟すということなどには、

自らがその期間しっかりと取り組み、

“人事を尽くして天命を待つ”ことは当然ですが、

物事は自分を中心に回っているわけではありませんので、

そこには“流れ”というものが存在します。


以前読んだ、

「流れといのちー万物の進化を支配するコンストラクタル法則」

という書籍に、少々難解ながら、

物理の法則として“流れ”というものの法則を解説してくれており、

以降、私の考え方の柱の一つになっています。


「コンストラクタル法則」とは、

「すべてはよりよく流れるかたちに進化する」という法則なのですが、

当然ながら“よりよく”というものの主語は“すべて”なのであって、

自分(たち)であるとは限らないのです。


だからこそこの“流れ”という概念に、

注意を常にはらう必要があると考えています。


難解な話になってきましたが、

表題の『中期』、よく「中期経営計画」などで使われる、

3〜5年という期間について、

新市場を創造するようなコンセプトの新商品を出したときにもいつも申し上げてきているのですが、


この『中期』という期間は、始めた物事が“少し”動き始める、

ビジネスでいうと、まだまだ新規事業は赤字ながら、少し評価をされるようになってくる、

創業した会社でいうと、少しずつ新たな先とのご縁に兆しが見え始める、

そんな期間だということです。


“流れ”というものが“すべて”を主語にする以上、

自分達に都合よく、短期間で思った以上の成果が約束されるはずがないのです。

新規事業に対して、1年で結果をとか、3〜5年でヒットしないから撤退するとか、

そんなことがいかにナンセンスかということです。


そんなことを、弊社も3年目の下半期に入ったところで、少しずつ、でも着実に、

新たなご縁が拡がり始めてきたような動きが芽生え始めてきたことから、

改めて私自身実感を強めているところであります。


今後もこの「コンストラクタル法則」を胸に、“流れ”を注視しながら、

新たな有難いご縁をしっかりと紡げるよう、取り組んでまいります。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:雑感
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画