勉強のため、近くの量販店で集められるだけ集めようと、
事務所近くの量販店舗を全て回ってみました。
一般スーパーマーケットを3店舗、
高級スーパーを2店舗、
ドラッグストアを1店舗、
家電量販店の酒販店1店舗、
そしてコンビニを5店舗の合計12店舗を歩き回りました。
トップメーカーであるそのブランドのお酒、
No.1売上の某ブランドのパック酒およびカップは、
大半の店舗にありましたが、
いざ、そのメーカーのその他のブランドのお酒を探すと、
セカンドブランドで3/12店舗、その次では2/12店舗と、
1/4〜1/5の店舗にしか取り扱いがありませんでした。
事務所に戻り、直近3月のPOSデータを改めて確認したところ、
清酒のトップブランド銘柄で20位中3つ、容量違いで入っており、
合計シェアは5.4%でした。
ウイスキーのそれで20.1%、
本格焼酎(麦)のそれで17.7%なので、
いかに清酒のシェアが薄く分散しているかがわかります。
ちなみに甲類焼酎のそれが5.3%なので近いですが、
甲類の場合、1つ(容量容器違い無し)でそのシェアですので、
清酒は甲類焼酎よりもさらにシェアが分散して薄いことがわかります。
これは清酒の【V.I.】統一がなされておらず、
ウイスキーといえば『角瓶』というような、
新市場創造が成された強いブランドがなく、
それぞれの既存の飲み手のリピートに頼っているだけの状態であろうことが確認できました。
清酒こそ今まさに、
NBメーカーによる新たな飲み手創造の取り組みを始めなければならない。
そのことが実際に量販店舗を回って改めて強く感じられました。
環境開発計画 山本 利晴
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