2024年05月25日

量販店におけるNB清酒

先日、ある清酒NBメーカーのお酒を、

勉強のため、近くの量販店で集められるだけ集めようと、

事務所近くの量販店舗を全て回ってみました。


一般スーパーマーケットを3店舗、

高級スーパーを2店舗、

ドラッグストアを1店舗、

家電量販店の酒販店1店舗、

そしてコンビニを5店舗の合計12店舗を歩き回りました。


トップメーカーであるそのブランドのお酒、

No.1売上の某ブランドのパック酒およびカップは、

大半の店舗にありましたが、


いざ、そのメーカーのその他のブランドのお酒を探すと、

セカンドブランドで3/12店舗、その次では2/12店舗と、

1/4〜1/5の店舗にしか取り扱いがありませんでした。


事務所に戻り、直近3月のPOSデータを改めて確認したところ、

清酒のトップブランド銘柄で20位中3つ、容量違いで入っており、

合計シェアは5.4%でした。


ウイスキーのそれで20.1%、

本格焼酎(麦)のそれで17.7%なので、

いかに清酒のシェアが薄く分散しているかがわかります。


ちなみに甲類焼酎のそれが5.3%なので近いですが、

甲類の場合、1つ(容量容器違い無し)でそのシェアですので、

清酒は甲類焼酎よりもさらにシェアが分散して薄いことがわかります。


これは清酒の【V.I.】統一がなされておらず、

ウイスキーといえば『角瓶』というような、

新市場創造が成された強いブランドがなく、

それぞれの既存の飲み手のリピートに頼っているだけの状態であろうことが確認できました。


清酒こそ今まさに、

NBメーカーによる新たな飲み手創造の取り組みを始めなければならない。

そのことが実際に量販店舗を回って改めて強く感じられました。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:酒類業界
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2024年05月18日

珈琲参道2024

GW中の5月5日に、

狛江駅近くの泉龍寺で開催されました、

コーヒーと音楽を楽しむイベント

『珈琲参道2024』に遊びに伺いました。


駅近とは思えないような、

静かでゆっくりと時が流れるような400年以上の名刹に、

10を超えるコーヒーロースタリーの他、様々なお店が出店、

ステージからはこの雰囲気にぴったりの心地よい音楽が聞こえてきます。


また、ブースや敷地内のしつらえはとても素敵で、

なんとも心が癒される、そんな時間を過ごせました。


いつもお酒のイベントや試飲会には参加しますが、

今回、コーヒーのイベントは初めて参加いたしました。


そこで感じたことは、

お酒のそれとはあきらかに異なる“客層“が集まっているということ。


もちろん、アルコールとノンアルコールのそれとでは違って当然とも言えますが、

新たな“飲み手”の創造が急務であるお酒、特に“和酒”にとって、

ディティール含め、参考になることがふんだんにあり、

ゆっくりコーヒーを楽しみながらも勉強になった、

なんとも有意義な機会でございました。


また、珈琲とお酒、同じ文化的な飲み物として見ても、

“和酒”の良さを伝えられる潜在客のトライブはまだまだあると確信できました。


素敵な時間をありがとうございました!!

環境開発計画 山本 利晴
タグ:雑感
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2024年05月11日

“飲み場”は出会いの場

先日、ある酒屋さんの角打ちにお邪魔したところ、

前職の時の日本酒カクテル専門店

銀座SAKE HALL※現在移転のため休業中

のお客様と偶然にも数年ぶりに再開。


さらに同店の立ち上げにもご尽力くださった、

こちらの酒屋さんのご縁深き方も参加くださり、

思いかけずの三人にて、楽しい時間を過ごさせて頂きました。


同店での翌週の蔵元イベントも三人ともに予約し、

近い再会を期して帰りました。


やはり“飲み場”は出会いの場

こんな素敵な再会も、偶然にも起きえるのです。


そしてこうした小さな奇跡が、

星の数ほどにある全国各地の“飲み場”で起きていると想像すると、

なんとも素晴らしく、良い気持ちになりました。


お酒とは、こうした素晴らしい場にあるべき潤滑油であり、

だからこそ、“飲み場”で楽しんだお酒が、

人と人との出会い、語らいを演出した素敵な記憶とともに、

“飲み手”となって、外でも家でもそのお酒を買い求めてくれる。


【業家連動】とは、机上の空論などではなく、

こうしたシーンの中に実在する“流れ”なのだと再確認できました。


“飲み場”は、人と人との出会いの場であるからこそ、

“飲み場”は、人がその人にとっての新しい酒と出会う、

唯一無二の場である
のです。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画