『プレミアムハイボール白州』のシリーズ第3弾、
〈清々しいスモーキー〉が新発売されましたね。
昨年2023年は、こちらの記事での上げさせていただいた通り、
「山崎蒸溜所」が100周年、「白州蒸溜所」が50周年を迎え、
さらに私のベースの一つである『日比谷BAR WHISKY-S』20周年と、
サントリー社のアニバーサリーイヤーであり、
それに併せて山崎と白州の「プレミアムハイボール」が新発売されました。
そこから1年も経たないうちに第3弾の発売ということで、
“シリーズ化“されていると思っても良い流れです。
そしてこのRTD缶の商品の固有な価値として、
1本660円という価格設定が挙げられます。
他社のハイボール缶では300円台がMaxというところに、
その倍という、違う土俵と言って良い設定です。
そして何よりサントリーウイスキーが固有の価値を造り上げていると言えるのが、
この価格設定ながら、あっという間に売り切れてしまうということ。
コンビニのリーチインショーケース内のRTDで、
“お1家族1本まで”と貼っているのは私も初めて見ました。
これを見て、
2003年に『日比谷BAR WHISKY-S』初代店長として携わらせていただいた時の、
大多数のお客様の反応が鮮明に蘇ってきました。
「ウイスキー専門店がオープンしました!」と伝えても、
「いやいや、ウイスキーなんて飲まないよ、、、」と返され続けた日々。
その同じお客様がきっと今、
「売り切れる前に買いたい!」と、
相場の倍のRTDを探してでも買って楽しまれているのです。
私はこの実体験から、
お酒の新市場創造、現在評価されていない酒類の復権は、
間違いなく可能であると強く確信しているのです。
環境開発計画 山本 利晴
タグ:酒類業界