2024年06月08日

好立地日本酒バーでの蔵元イベント

先日、あるターミナル駅地下直結の商業施設内にある、

好立地の日本酒バーにて開催された蔵元イベントに参加させていただきました。


こちらのお店は、食べログの評価も低くなく、

口コミ数も多い方ではないかと思われる、

ユーザー評価の比較的良い日本酒バーなのですが、

今回のイベントには、一般のお客さま、お店の常連さまの参加は数名で、

大半の参加者は関係者という感じでした。


一見すると“大丈夫か”と思われるようなイベント集客状況ですが、

私はこうしたお店にこそ、“日本酒の飲み場”たる存在意義があると感じました。


日本酒のトライアルユーザーが楽しめる雰囲気の貴重な日本酒専門店。


いわゆる日本酒専門店で蔵元イベントなど開催しようものなら、

いつもの顔ぶればかりの参加になる、

日本酒ファンだらけの、「どうもどうも会」になるような店ではなく、


一般営業でトライアルユーザーが多く来店し、

その評価も高く、楽しんでいる繁盛店であるが、

イベントとなるとそうしたトライアルユーザーには少しハードルが高い。

そんな立ち位置の日本酒の“飲み場”は大変貴重です。


当然、好立地だからトライアルユーザーが入りやすいという与条件もありますが、

こうしたお店を着実に増やしていくことが、

ひいては日本酒の新市場創造、新たな“飲み場”の創出に繋がると思います。


次回は通常営業にて伺います。

ありがとうございました!

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2024年06月01日

デザイン事務所+レストラン

以前、日経MJでオープン記事を拝見し、

気になっていた飲食店へ業務店調査にて伺いました。


天高4.6メートルある箱のロフト部分に「デザイン事務所」が入り、

ロフト下というか本来のフロアというべき部分が「レストラン」。


「デザイン事務所」がオーナーとのことながら、

ビル側は飲食店として入居をとのことで、

「デザイン事務所」オーナーが、旧知の友人であったシェフに声をかけ、

内外装デザインフィー無償、家賃折半という好条件で、

出店されたとのことでした。


さらにこちらの「デザイン事務所」では、多くの美容室のデザインに加え、

飲食店のデザインも行われており、

この「レストラン」部分は当然、

新規クライアント商談などでも実際に見せることができるため、

「デザイン事務所」にとっても有用なので、

お互いにwin-winの関係での出店なのですね。


おまけに「レストラン」の席数は、

テーブル2つ8席とカウンター6席で、

ドリンクはセルフ、申請方式を取られており、

シェフの1オペで運営されており、

客単価も6,000円前後で平日でしたが1回転はしている様子。

充分に利益の構図ができていました。


話題性も取りやすく、損益分岐点も低いため、

人間関係さえ良好なら、永く盛業される業態だと思いました。

今後、ビル側の契約ほか、諸々の与条件が許せば、

こうした個人店の出店が増えると面白いですね。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:業務店調査
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