2024年08月24日

個人経営バーの収益検証(実例2)

先日、郊外といえる弊社近隣の個人経営バーに伺いました。


こちらのお店の立地は、駅徒歩5分、

駅前商業地の外れに位置しますが、

角地1階路面店という、入りやすい物件です。


営業時間は18:00〜23:00の5時間、

日曜日と火曜日定休ということで、月21日前後の営業日数。


伺った当日は、雷雨の月曜日でしたが、

先客1名、私の(退店時間22時過ぎ)後に1名で計3名確認。


私のオーダーの価格設定(()内原価率想定)は、

チャージ;770円※ミックスナッツ10粒程度(1.3%程度か?)

某料飲店限定瓶ビール;1,078円(原価不明)

オーヘントッシャン 12年st;1,400円(14.8%)

I.W.ハーパーr;935円(15.4%)

端数切合計;4,180円でした。


席数はカウンター8席+テーブル4席の12席。

前述の通りこの日は雷雨であったことを鑑み、

平均客数;6名/日と想定すると50万円程度の月商、

9名/日としても月商75万円程度となります。


消費形態が私と同じ3杯としてではありますので、

やはり月商50〜60万円ではないかと思います。


その上で、このお店のポイントは原価率の低さです。


カクテルはほぼ出さず、1オペ営業の中、上記から換算すると、

総合原価率は10%かそれ未満という脅威の価格設定です。


月商50万円で原価額5万円程度、

広告宣伝は一切打たず、人も雇わずオーナー独り。

さらになんと自社物件とのことで家賃0。※これはレアケースですね。

粗利45万円のほとんどは自由にできる利益となりそうです。


週休2日でこの原価設定という強気の営業を、

この郊外立地で行えるのはこういう背景があるのですね。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:業務店調査
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画