2025年06月28日

自家製梅酒_2025

先日(6月14日)、

親戚のご自宅の庭にたわわに実っていた立派な梅をいただいたので、

せっかくですからちょっと良い“iichiko”

【いいちこシルエット】で自家製梅酒を漬けてみました。


漬け方は、webサイト「iichikoスタイル」を参考に、

720ml2本分仕込みました。
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その後は、以前体験に伺った梅体験専門店で教えていただいた通り、

漬けた日から2週間は毎日瓶を回し混ぜてあげており、

少しずつ色づいてきました。
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1ヶ月後の試飲が楽しみです。


さて、今の季節が販促の最盛期といえるこの梅酒もまた、

厳しい状況が続いているようです。


まず「梅」の歴史的凶作であった昨年に続き、

今年もまた、4月上旬に降った度重なる雹の影響で多くの梅に傷がつき、

2年連続の凶作となっており、高値となっています。


それに加えて、

梅のヘタ取り(私も今回結構苦労しました、、)など、

仕込みに手間がかかる割に、梅の品質や原料配分などによっても、

おいしく仕上げることは結構難しいのですね。


原材料が高値の上、おいしく仕上がる保証がないとなると、

買った方がおいしくて値ごろ

となりかねません。


何かの報道でやっていましたが、

最近では婚活も『タイパ』重視とか、、いわんや「梅酒」をやですね。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2025年06月21日

コメ高騰と清酒NB

日本酒造りにおけるコメ高騰の影響のニュースを散見します。


酒米と食用米の価格が逆転したことで、

酒米づくりをやめて食用米生産に切り替える農家が増えており、

最高等級の「山田錦」よりもそれ以外の酒米の値上がり幅が深刻で、

特に、中低価格帯に影響が大きいとのことです。


こうなると当然、薄利多売構図の清酒NB主力のパック酒への影響が、

中でも最も大きくなることは容易に想像がつきますね。


業界紙でも清酒NBの値上げ記事をよく見かけます。


これでは大手メーカーほど、ますます打つ手がなくなることは必定。


NB酒の主な飲用者層のますますの高齢化による飲み手の急激な現象、

2025年問題から2030年問題へと加速する高齢化30%超えへ向かう中、


輸出には他社による先行者利益に加え、関税や情勢不安、


国内需要創造では現下、戦術や座組の不具合により成果には繋がらず、


さらに物価高騰、実質賃金上がらずの中において、

前述の通りコメ高騰等による価格転嫁まったなしの状況となり、


売上低下トレンドの上、原価・販管費上昇により、

損益分岐点が上がる、ますますの厳しい経営状況に置かれる中で、


これまでですら、本腰を入れてこなかった新市場創造の取り組みに、

これから取り組める社があるのでしょうか。


誰かが売ってくれるとか、誰もケツを持たないやり方ではなく、

自社がリードして投資もして市場を創造するという意思を持った社がです。


来月の売上は!今期の売上利益をどうするんだ!とばかり詰める経営ではなく、

今こそ過去の蓄えからでも投資をして、

10年を見据えて飲み手を増やす市場創造に取り組むんだ!という経営です。


今回のコメ高騰は単に、酒米の価格高騰でキビシイということに留まらず、

今後、清酒復権に向かえるのか、それとももはや不可能なところまで来たのか、

今、そのライン上に立たされているという意味を持つのではないでしょうか。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2025年06月14日

ある地方都市での業務店調査 part.3

弊社業務委託先デザイナーとの、

年に一度の来期に向けた打ち合わせのため、

こちらでも以前書きました九州の某地方都市に出張し、

再びの業務店調査も行いました。


同地では今、半導体の新工場建設の流れがあり、

働く人も増える見込みにより土地建物の値段も上昇傾向で、

今後、夜の街にもより多くの人が出ていくと思われます。


今回の打ち合わせは日曜日実施ということで、

比較的閑散としており、開けているお店も少ないという中での業調でしたが、


1軒目の50席ある串揚げ店では19時過ぎには店内満席状態となり、

落ち着いた雰囲気で客層も良く、


大半が食事利用と見え、引きは早いものの、

これだけ地元客が出ているのであれば、

現在でも十分に盛業できるポテンシャルある街であることが見て取れました。


2軒目には前回と違うエリアの、

JR新幹線も停車する駅側エリアにあるショットバーへ。


こちらの営業時間はなんと21時開店の深夜2時までと、

かなり遅い時間の短時間集中営業と言えるお店で、

女性のオーナーバーテンダーお一人で営業されています。


私は22時ごろ伺いましたが、

すでに3組の先客があり、

日曜日の深夜時間帯の営業でこれだけ集客できているのはやはり、

街にポテンシャルがあると見ることができました。


それにしても東京ではバー業態も17時前の早い時間からオープンして、

日を跨がずに閉める営業時間のお店も増えてきていますが、

地方ではまだまだバー営業は深夜時間帯のものという流れが強いように感じます。


地方での業務店調査でいつも感じることですが、

やはり東京の流ればかりを見ていては、

酒類新市場創造に欠くことのできない業務店動向を見誤ってしまうと、

今回も再確認することができました。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画