KPIとは「重要業績評価指標」ですが、、難しい言葉ですね。。
難しい言葉ゆえに、企業でのKPI設定が上手くないことが多いように感じます。
KGIというのもあり、「重要目標達成指標」ですが、
このKPIとKGIが混同され、KGIであるはずの年間目標売上をKPIと設定し、
売上達成に必要なプロセスは議論されないまま、
「KPI(本質はKGI)でスタッフ評価を行うから年間売上目標を達成しろ!」
と指示が降りてきて、結局目標売上を達成できず、
本質的にKPIを設定していないために、プロセスの振り返りができず、
未達要因がだれもわからないまま。。という感じです。
商売の原理原則として、例えば店舗であれば、
1、お客様にお店を知って頂き、ご来店頂く。
2、ご来店下さった店内で、喜んで頂く。
3、また来て頂く。
この流れで盛業します。この総量が売上となります。
これはネットショップ等でも基本は同じですね。
前職の日比谷Barでもこれを123戦略として取り組んでおりました。
“1、2、3”
分かりやすくやさしい言葉ですね。
この戦略で、年間売上目標(KGI)達成に向け、
1、2、3それぞれのプロセスに目標数値(KPI)を設定、一定期間毎に深く検証し、
1、2、3のどこに経営資源を集中すべきかを常に分析して都度対策を立案し実行します。
その実行内容のディティールには“おもしろさ”の要素が欠かせません。
お客様商売。人が相手の商売だからです。
ただただ目標売上を達成しろと言われ、未達でも原因も分からない経営と、
目標達成に対し、どのプロセスが最重要で、事業成功の鍵が隠されているのかを都度分析し、対策を実行できる経営と、
どちらが良いかはいうまでもありませんね。
環境開発計画 山本 利晴