2022年08月13日

今、あえてのスタートアップ

最近見た何かの報道で、

コロナ禍で莫大な赤字を計上した旅客業界で、

あえて今、スタートアップが盛んだと言われていました。

大手がやらない機体や路線で、地方活性やインバウンドを狙うとのこと。

資金も集まっているとのことでした。


振り返って、同じくコロナ禍で大きな被害を受けた飲酒系外食業界ですが、

こちらにはもはや、銀行も融資を行う方向性は全くと言って良いほど無く、

ただただ自社の売上改善のためだけに、飲酒系ではない昼間の業態に変更してうまくいかないところや、

いまだ営業は行っているものの、大幅な債務超過に陥っているところなど、良い話はほとんどなく、

空き物件も引き続き埋まらない状況が続いています。


同じくコロナ禍で被害を受けた業界ながら大きな違いです。


飲酒系外食が戻るのは(戻ることは無いとも言われますが)、一番最後であるとも言われています。

では、飲酒系外食業界にスタートアップは出ないのでしょうか?

そうは思いません。

ただひたすらに安さだけを追求した店づくりとも異なります。


その芽と、ヒントは、業種違いの社による複合的なエンターテイメント施設にあると思います。

前述の航空業界のあるスタートアップは飛行機とはまったく関係のない「ガス」屋さんによるものだとのこと。


特に飲酒系外食業界への融資が見込めず、大手居酒屋チェーンの業態変更が続くなどの中では、

業種違いの社による取り組みに楽しみなものが注目されます。

私たちもこうした案件にさらに提案を進めて参ります。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:雑感
posted by B.A.R planning at 13:00| 環境開発計画