ほぼ全てが再開されていると言って良いのではないでしょうか。
私も最近いくつかの展示会に久しぶりに参加させて頂いております。
そこでよく聞く声が、メーカーさんからの、
“また1から”
という声です。
コロナ禍からの完全復活は未だ遠く、
また元に戻るとも言えない飲酒文化の変容に、
原材料上昇による値上げなど、
何重にも重なるアゲインストにさらされながらも、
さらには明確な打ち手も見出されていない中でも、
めげることなく“また1から”ご縁を紡いでいく。
こうした声に、私も少しでも貢献できるよう、
励んでいこうと思いを新たにしています。
しかしながら、、
このような声をよそに、
「売るお酒がなくなっていて、早くお酒を造って、待っているお客様に届けたい」
「イベントを再開したが、予約が殺到して、受け付けられなかったお客様に申し訳ない」
などといった造り手もおられました。
“また1から”はじめるメーカーさんとの違いは何か。
それは絶対的に多くの“ファン”がいるかどうかです。
広く浅く、ただ売るだけのメーカーと、
しっかりとリピーターをつけてきたメーカーと、
ここにきて圧倒的な差となって表れています。
この差は今後、さらに大きく開いてくると言って良いと思います。
環境開発計画 山本 利晴
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