この方の頭脳処理速度の速さをもって“計算機自然”をテーマにしたお話で、
大変な情報量と、ヨコモジの連続で、表面的には何を言っているのか理解不能にも感じられる内容ながら、
要は、現在人間が担う仕事の大半は今後急速にデジタルに当然のように取って代わられ、
持たざる人には仕事がなくても生きられる社会保障を、
持つ人へはさらなる集中が進むため、しっかりと“資本”また“キャッシュ”を持っておくべきという趣旨であったと私は理解しました。
例えば、映画も音楽も、短時間で、かつ1人で、制作することができるようになり、
直近ではTwitter社が半数の社員を解雇したように、
すでにある“計算機自然”が浸透すれば、人という労働力の大半は不要と言っているのでしょう。
私はこの講演を拝聴して、そうなればなるほど、
人と人との交流、ご縁、語り合いの大切さが益々増すと感じました。
その潤滑油たる『酒』や、その“場”たる『Bar』の存在意義が高まると。
計算機自然の世界で、人間という存在が消え、ロボットばかりになれば別ですが(笑)
血の通った『人間』の自然、『人間』と自然が存在する以上、
『酒』や『Bar』の存在意義は無くならないのです。
最近言われている「酒は百薬の長ではなく、一滴でも飲めば体に悪い」という論調にも近いですね。
『人間』はただ体だけで出来ているのではなく、『心』がその存在を支えているのです。
『心』の潤いも大切に。
このことが近未来の世界でも大切であることを再確認できた講演拝聴の機会でございました。
環境開発計画 山本 利晴