2022年12月24日

飲酒のダイバーシティは酒の売上を減らすのか

先日、新たに設立されました、

一般社団法人飲酒科学振興協会』の、

「やさしい酔い研究会」始動の発足記念シンポジウムが開催され、

YouTubeライブで拝見致しました。


“飲酒を科学する”ことから、

飲酒をする年齢、性別、人種などによる違いを顕在化させ、認め合い、

それにより、それぞれの適正飲酒を相互に当たり前にし、

インクルーシブ、皆がそれぞれの愉しみ方で、排除することなく、

飲酒文化を新たに継承していく。


私もこのようなことだと理解し、

先日、こちらでも採り上げました、

“自分に合った楽しいお酒との付き合い方を”記事でも紹介しましたように、

私も、私のコミュニティにて30名程度のイベントを行わせて頂き、

こちらの協会が推進する『アルコール体質検査』を先行して取り組ませて頂きました。


先日の記念シンポジウムでも、大分大学の学生さんからもさまざまな提案が行われましたが、

私のコミュニティでのイベントでも、学生さんを中心に、多くの質問や提案が上がりました。


こうした取り組みに参画させて頂いたり、シンポジウムを拝聴したりすればするほど、

“飲酒を科学”することこそ、未来の飲酒文化の背景となる取り組みであり、

これまでの、“飲酒をただただ楽しむ”という流れから、

これからは、“飲酒を識る、愉しむ”ことが良しとされる時代に入っていくものと感じます。


“識る”とは主体的に認識しようとすることであり、

学生さんたちの質問やアイデア、さらには提案といったものを聞けば聞くほど、

モチベーション高く、主体的に興味を持って発言されており、

こうした若い方々、次の飲酒文化を担う方々にこそ、“飲酒科学”はマッチしており、

アルコール体質検査を広げると飲酒人口が減るという言もあるようですが、私はそうは思わず、

将来の“飲み手”の創造に繋がる、今後の酒の売上を上げることにも繋がる、

必要な取り組みであると思いました。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画