2023年08月12日

酒の商品サンプリング展開

缶を中心としたRTDが酒市場を席巻する中、

各社による、ネットやコンビニ、街中などでの配布キャンペーン、

“サンプリング”展開を、見かけることが多くなっています。


その手法は様々で、アンケートに答えたらとか、

LINEに登録してくれた方の中から〜名様に当たるとか、

街中で無料配布なんてゆうものもあります。


しかしながらその多くは、

非戦略的で、KPIが正しく設定されているとはとても思えない、

ただ、なんとなく、不特定の人に飲んでもらって、

美味しいさを知ってもらいたいというような、

抽象的な目的によって展開されていると言って良いと私は思います。


その理由は、【展開範囲(エリア)】と、【サンプリング数】の整合性の無さです。


サンプリングの本来の目的は、

その酒をまだ口にしていない見込み客に口にしてもらい、

真の意味での網羅的マーチャンダイジングが構築されている新市場創造に必要な、

飲用ユーザーの絶対数の不足を補うために行われるべきなのです。


あるメーカーはその公式に則って、19万5千本を配布。

また別のメーカーはその公式を知らず、千本を配布。


千本配布のメーカーからは、

いやいや、大手のメーカーみたいに大盤振る舞いはできないよ〜

という声が聞こえてきそうですが、そういうことではありません。


公式の絶対数に届かせるというKPI無くして、

そもそもサンプリング展開をすべきで無いのです。


やるだけ無駄、なんの効果もなく、その商品はいずれ終売となるでしょう。

20万本近く配布した、公式に則った社は投資を回収し、

かたや千本を配布した社は回収できず、

ただただ、かけた金を垂れ流すばかりなのです。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画