これまで多くの社長や会社幹部に会ってきた中で、
「返信できない人はいつも忙しそうにしている」
と話していたことを思い出しました。
今、クライアント先の1案件で主要テーマとしていることも、
リーダーの業務が過多になる中で、
これまで以上に店舗サービスの質の向上を実現するには、
“仕組み化”をもって、店舗スタッフに、
自分の店であるという“オーナーシップ”を持ってもらい、
自発的で主体的に各々に動いてもらうということです。
リーダーの役割は、自らが作業的仕事を全て抱え込むことではなく、
“オーナーシップ”を持ったスタッフを育成し、フォローしながら、
各々が動く中で起きうるリスクを管理しつつ、
伴走して共に成長し、目的を達成すること。
“仕組み”というと「マニュアル」文言を作って渡して終わり
と思っている人がまだまだ多いように感じますが、
“仕組み”とは、コンセプトを理解したリーダー=コンセプターが、
自らの信頼と尊敬を勝ち取りながらも、
個々のスタッフとしっかり向き合い、
個々のスタッフに土俵を用意し、華を持たせ、時に落ちたらサポートし、
最後にはケツを持つ。このことを“仕組み化”であると言っています。
“仕組み”とはテキストではなく、人間。
コンセプターその人の在り方のことであるとさえ思っています。
環境開発計画 山本 利晴
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