2023年11月18日

現下(R05.10)のパブ・居酒屋市況雑観

酒主体料飲店から、明るい声が増えてきました。


年末に向けての忘年会予約を中心に、数百、数千名の予約がすでに入ってきている。

酒提供営業にて、特に土日を中心に、昼間から17時前までで満席になる。

コロナ前(2019年)を超える売上を上げられている。



などなど、

本当にようやく、先の見える状況が戻ってきつつあると感じています。


しかしながら、酒主体料飲店、パブ・居酒屋全体の数字を見ると、

現下、その店舗数と市場規模(総売上)はいまだ、コロナ前の【7割】

(酒以外含む)外食全体ではすでにコロナ前の110%弱となっていることから見ても、

酒の業務用市場全体として見ると、引き続き厳しい状況が続いているのですね。


にも関わらず、私の周辺では、冒頭に取り上げたような盛り上がりを感じ、

実際に数字的にも、東京の業務用酒販店の実績を見ると、

2019年比でも110%程度になっている社もあるようです。


ということは、

東京では、酒主体料飲店も、業務用酒販店もコロナ前を超えてきているが、

日本全体の酒主体料飲店、パブ・居酒屋の総数、総売上は、コロナ前から3割落ちたまま。

要は、

酒の業務用市場の東京への集中が、益々顕著になっており、

今後もその傾向は強まる一方になる
のではないかと見ています。


東京での業務用営業の戦略的強化が求められています。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画