その業界に限らず、広く研修やセミナー、イベントの企画・開催、
さらに、マーケティングやセールスプロモーションの企画・立案等を、
定款にも明記しており、お請けしております。
先日、ある人材サービス社さまに向けての、
役員向け経営数値分析研修をスタートいたしました。
この研修に取り組ませていただく中で、
業界はまったく違えど、
私の前職の会社での在職20年の流れと共通点が多いことに気づき、
講師を務めながらこちらが再確認させていただく内容が多々ありました。
前職の会社在職初期のお店では、
店長のカラーが前面に出たメニューやサービススタイルで、
チェーン店でありながらそれぞれが完全に自由な個人店の様相であったものが、
店舗数が一定数より増えてきた時から、
統一メニューや、サービスレベルを一定まで合わせてその質の向上を図るなど、
いわゆる“仕組み化”することによって、
それまでとは違うレイヤーでの発展を遂げました。
その後、面白い仕事も格段に増えたことも事実です。
ただ、その前も後も共通することは、
経営者がしっかりと数値で実現可能性検証を行い、
それを背景に持った上で、会社をどのレイヤーで運営するのかを決断して、
そこに社員スタッフ皆が一丸となって向かう、向かいやすくなる。
経営数値と現場がしっかりとリンクした、表裏一体であることが、
前職で学ばせていただいたことの一つでした。
ただ、前述のような異なるレイヤーに向かう際、
社員、参画メンバーの中から、「自分の思っていたものと違う」と思う人が出て、
辞めて離れていってしまうといったことが実際に起こりました。
中には、数字数字と言われているように違和感を感じたり、
数字数字と言っていては面白い展開はできないと感じたりする人がいましたが、
そうした人たちは、経営数値と現場が表裏一体であることの理解がないので、
離れていくことは致し方ないのではないでしょうか。
会社がフェーズを変え、次のレイヤーにその土俵を移そうという時、
さまざまなコンフリクトが起きることは自然なことです。
であるからこそ、TOPは、数字を背景にしてその信念を通す。
左脳的な要素と右脳的な要素が相反することなく、
混ざり合ってどちらも欠けることなく、強い意志で発し続ける。
今回実施の研修は、そうしたことを再確認させていただく機会にもなっています。
環境開発計画 山本 利晴
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