九州人口ランキング15位以内に入る地方都市に出張、
合わせて現地の各業態の業務店調査を行いました。
まず1軒目には、地元蔵元の本社直売店と、
併設する日本酒BARに伺いました。
改装されたばかりの店内はオシャレな内装で、
日本酒BARの方は、出荷エリアの一部分に設置され、
実際に蔵人が作業するのを横目に飲める臨場感溢れるバーでした。
現時点ではまだまだ観光客も多くはないそうですが、
未来を見据えてしっかりと発信すべく、
これだけの改装、取り組みを行われているのは素晴らしいと感じました。
2軒目には、地元で24年続く老舗日本料理店へ。
季節の和食と地元名産のフグを、日本酒と合わせて楽しみました。
地元密着の割烹だからでしょうか、
和酒のラインナップは地元のものも一部あるものの、
大半は県外のお酒で、大将のこだわりが見えるラインナップでした。
ただ、他の地方でも感じたことですが、
地元の酒を推すというスタンスは、
地方に行くほど重要視されていないのだということを今回も感じられました。
最後に3軒目、デザイナーの同級生が経営するショットバーへ。
バーテンダーとしてのこだわりはもちろん、
バー以外のビジネスにも積極的に取り組まれているマスターで、
お話も楽しい、居心地の良い時間を過ごせました。
ただやはりまだまだコロナから客数は戻っているとは言えず、
特に22時以降の遅い時間がピークのバーでは、引きが早くなっている今、
地方のバーでは特に集客は簡単ではないと感じました。
今回の地方での業務店調査では、
東京の業務店ばかり見ていると、
全国的なお酒の動きを見誤ると再確認できました。
こうした地方の現状も把握しながら、
和酒の復権に向けた提案を引き続き推し進めてまいります。
環境開発計画 山本 利晴
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