「銀座 テンダー」上田和男さんの『傘寿を祝う会』が行われ、
私もお祝いに伺いました。
傘寿を迎えられても益々お元気で、
カウンターに立ち続けられる上田和男さん。
バーテンダーでその名を知らない人はいない“Top of the Top”
ただ、和酒界隈では知らないという方も多いと思います。
東京會舘からキャリアをスタートさせ、その後、資生堂パーラーへ。
資生堂パーラーのチーフバーテンダーとして“店長”と慕われ、
バーテンダーでは目指す人も多い(私もその一人でした)「ハードシェイク」技法を考案、
数々のカクテルコンクールで受賞されます。
1997年、銀座六丁目に、オーナーバーテンダーとして「テンダー」開店。
世界的にも日本のカクテル文化を拡げる活動をされ、
2014年、卓越した技能者“現代の名工”として表彰、
2015年秋には黄綬褒章を受章されました。
コロナ禍には店舗をすぐ近くに移転されましたが、
それにより、全てのカクテルをご自身で提供できるようになったと仰っておられました。
このような類稀なるバーテンダー最高峰の方が目指す先は100歳現役とのこと。
祝う会で祝辞を述べられた「テンダー」のお客様は、
「飲みに行く自分たちが元気で通い続けること」を誓い、笑いを誘っていました。
今回の祝う会には、同業のバーテンダーはほとんど呼ばず、
200名ほどの「テンダー」の常連さん中心で開催され、
和やかな雰囲気の素晴らしいお祝いの会でございました。
バーテンダーとして自身が店のカウンターに立ち続ける上で、
まさにこうした姿が目指されている最高峰なのであろうと感じました。
上田和男さん、『傘寿』誠におめでとうございます。
そして実行委員の皆様、会場の東京會舘の皆様、会の運営、お疲れ様でございました。
上田和男さん100歳現役を祈念しております。
環境開発計画 山本 利晴
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