こちらのお店、立地もよく、物件も1階路面店で、
結構繁盛していると聞き、
平日前半という比較的落ち着いている時間帯に伺い、
客数状況はじめ、各運営状況を拝見いたしました。
それを元に想定した数字を落とし込むと、
【坪数/席数】13坪/26席
【坪当たり家賃設定】28,000円※共益費込
↑直接契約で安く契約との情報から低めで想定
【物件取得費含む開業等貸金】21,000千円
↑内外装に業者ストックのマテリアルを使用しており低めに想定
【資金調達】金融機関と自己資金半分づつ
【平均客単価】一般3,145円/宴会4,000円
【C:F:D比/総合原価率】C14.6%:F28:6%:D56.7%/19.03%
↑C=チャージ F=フード D=ドリンク各構成比
【人員】社員2名、P/A5名(各週2〜3日出勤)
【平均客数】30名/日
【平均日/月商】10万円/300万円※無休
↑坪売り;7,758円/日、233千円/月とバーとしては少し高め
ざっと上記のように想定され、
仮にP/Aは東京都の最低時給、
オーナー含む社員2名の月給を各30万円とすると、
【営業利益率】8.21%となり、
オーナーが月収50万円取ると、0.39%の損益分岐点。
個人店はオーナーの報酬により営業利益はどうにでもなるため、
上記の想定数字が当たらずと雖も遠からずであれば、
店としてしっかり成立しています。
しかしながら、こうした人件費で、社員に手厚い研修を行ったり、
オーナーももう少し豊かになろうと考えた時、
やはり1店舗でそこそこの繁盛というのでは、
足り苦しいとも言えるのではないでしょうか。
環境開発計画 山本 利晴
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