2024年11月16日

地方小規模市の外飲みの実情

先日、出張先の会食にてお邪魔した、

その地域ではビジネス会食でも使える居酒屋さん。

この度改装されてリニューアルオープンされたとのこと。


以前の気軽めな個室居酒屋から、

完全に接待で使える半個室の和食店になっていました。


店主によると、

・客数が減っていること

・働いてくれるスタッフの確保が難しいこと

・席数を減らしても客単価を上げていかなければならないこと

により、この度の改装を決断されたとのことでした。


まさに地方の小規模市の夜の街、外飲みの現状を現していますね。


さらに悪いことに、特にコロナ以降、

“足がない“状況に拍車がかかっています。


その市も、その市よりも比較的夜の街が栄える隣の市も、

夜間はタクシー、代行共に1台か2台で回していて、

飲み終わって呼んでも1時間近く待つのは当たり前。

ヘタをすると、いつ寄越せるかわからないと言われるような状況です。


今回の会食でも、先方の方にノンアル飲食の方を設定し、

役員の送迎をしなければ、おちおち会食もできないのが実情なのです。


そのタクシー運転手も超高齢化しており、

1台2台いる現状ですら、近い将来は危ういと思います。


これが10万人以下の地方小規模市の夜の街の実情なのです。

地方での夜の外飲み、益々、加速度的に厳しくなるでしょう。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画