『溝の口』は、東急線とJRがあり、
川崎や渋谷へのアクセスがしやすい高い利便性を備え、
首都圏屈指のベッドタウンの一つと言える街です。
そんな溝の口の木曜日の夜、
駅に降り立つと、帰宅するサラリーマンをはじめ、
地元の老若男女でかなりの混雑具合で、
地域人口の多さを感じさせます。
しかしながら、駅徒歩3分のイタリアンへの道すがら、
立ち並ぶ居酒屋や和食屋など、飲食店はノーゲストが目立ちます。
伺ったイタリアンも私たちの予約以外は入っていないようで、
18:30入店だったこともあり、まだ時間が早いのかと思いましたが、
21時前ごろにお店を出る時も、他の来客は無しという状況でした。
そこから駅へ向かう途中の先の居酒屋、和食屋も1組、2組と振るわないようです。
弊社事務所のある「調布」もそうですが、
こうしたいわゆる“酒主体業態“の平日の集客は、
コロナ直後に比べ、その勢いは落ちてきているように感じます。
寿司居酒屋などの、比較的リーズナブルな“食主体業態“は、
そこそこ集客できているのですが、
調布でも先日伺った和風居酒屋でも、私の入店から退店まで私たちだけという状況でした。
こうした首都圏ベッドタウンの状況と比較して、
都内中心地の“酒主体業態“はバー業態も含め、かなり盛況であるように感じます。
コロナ直前の状況を超える勢いの店も少なくありません。
コロナ収束後1年半。
夜の街は、その終わる時間が早まっているものの、
都心回帰の流れが強まっていますね。
環境開発計画 山本 利晴