2025年05月31日

コーディネーターの質の向上

近年、金融機関による、

コンサルティング営業の強化めいた流れを多く見聞きします。


私も以前、某金融機関の専門家登録という

お困りごとを抱える、

金融機関のお客様に紹介されるという仕組みに、

入っていたこともあります。


また、金融機関によっては、

課題解決へのアプローチとしてプラットフォーム化し、

間に入ることなく、コーディネーターとして、

ただ仕組みでお客様に専門家を派遣するというものもあります。


数年前、こうしたお話しをいただいた時、

これではダメだろうと感じたことがあり、

逆提案の企画提案をしたことがありました。


私が思うに、

金融機関の人間自体の質の向上を図ることなく、

経営者に専門家を紹介するだけでは、

その専門家が本当に合っているのかの見極めもできず、


よしんば良い専門家を紹介できたとしても、

当該金融機関のお客様からの信用信頼を高めることには繋がらず、

その専門家とやらが評価されるだけになってしまうと思うのです。


よって私はまず金融機関の人間が、

経営課題を見極められるように質を向上すべく、

業界研修を行うべきだという企画で提案したことがあります。


その提案が2年ほど前でありましたが、

つい先日、また、金融機関で同じようなお話しを伺い、

コーディネータの質の向上は進んでいないのだと確認できました。


金融機関のコーディネーター職の人間が質を向上することで、

お客様の課題解決を一定見極められるようになり、


適切なアドバイスおよび場合によっては専門家を繋ぎ、

そのコーディーネーターと3者で課題解決に取り組めば、

金融機関に対するお客様からの信用信頼が高まると思うのです。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画