20年ぶりくらいに偶然再会する機会を得て、
彼の現在の職場である渋谷のスマドリバーに、
ランチ時間帯ですが伺いました。
渋谷センター街に面した築9年のガラス張りビルを一棟で借り、
1階のカウンターバーはもちろん物販や、
ランチなど食事なら2階、さらに上層階には事務所のほか、
イベントスペースも設けて、
【スマドリ】飲む人も飲まない人も、自分の体質や気分、
シーンに合わせて適切なドリンクをスマートに楽しめる、
飲み方の多様性というコンセプトを、
産学連携も行いながら発信されていました。
実際にスタッフには連携した大学生がアルバイトし、
店舗運営がなされています。
普通の飲食店として見ては、物件家賃だけ見ても、
働くスタッフの人数から見ても、とても成り立たない赤字必至のスペックですが、
大手ビールメーカーの危機感と次への投資をする覚悟は感じられるお店でした。
お酒に対するアゲインストは世界的な動きでもあり、
そもそも大きな流れに真っ向から対抗することはできないのかもしれませんが、
有史以来、人間の人間としてのまごうことなき文化的活動の一つであるお酒。
少なくとも私は、ノンアルではなく、
日本の飲酒文化の発展と継承の一助になる仕事を推し進めていく。
相反するかもしれませんが、
そんな思いを再確認しながらランチタイムを過ごさせていただきました。
話の趣旨は変わりますが、
今回再会できたバーテンダーも、
今は業務委託でこうしたプロジェクトに参画しているとのことでした。
以前こちらでも取り上げたこともありますが、
やはり、バーテンダーの業界にも、
業務委託の流れがさらに拡がることは間違いないと思っています。
環境開発計画 山本 利晴