年に一度の来期に向けた打ち合わせのため、
こちらでも以前書きました九州の某地方都市に出張し、
再びの業務店調査も行いました。
同地では今、半導体の新工場建設の流れがあり、
働く人も増える見込みにより土地建物の値段も上昇傾向で、
今後、夜の街にもより多くの人が出ていくと思われます。
今回の打ち合わせは日曜日実施ということで、
比較的閑散としており、開けているお店も少ないという中での業調でしたが、
1軒目の50席ある串揚げ店では19時過ぎには店内満席状態となり、
落ち着いた雰囲気で客層も良く、
大半が食事利用と見え、引きは早いものの、
これだけ地元客が出ているのであれば、
現在でも十分に盛業できるポテンシャルある街であることが見て取れました。
2軒目には前回と違うエリアの、
JR新幹線も停車する駅側エリアにあるショットバーへ。
こちらの営業時間はなんと21時開店の深夜2時までと、
かなり遅い時間の短時間集中営業と言えるお店で、
女性のオーナーバーテンダーお一人で営業されています。
私は22時ごろ伺いましたが、
すでに3組の先客があり、
日曜日の深夜時間帯の営業でこれだけ集客できているのはやはり、
街にポテンシャルがあると見ることができました。
それにしても東京ではバー業態も17時前の早い時間からオープンして、
日を跨がずに閉める営業時間のお店も増えてきていますが、
地方ではまだまだバー営業は深夜時間帯のものという流れが強いように感じます。
地方での業務店調査でいつも感じることですが、
やはり東京の流ればかりを見ていては、
酒類新市場創造に欠くことのできない業務店動向を見誤ってしまうと、
今回も再確認することができました。
環境開発計画 山本 利晴