イベント限定のRTDを先日いただきました。
こちらも1缶なんと、、千円以上するとのことで、
そもそもがファン向けの超少量生産品のようですが、
くださった方も含め、
コアなファンが多いというこちらのお蔵。
焼酎メーカー売上高ランキング51位(2024年)
年商5億4千万(帝国データバンクより)従業員数35名という規模で、
業種が異なるため粗利ベースで飲食業的に見ますと、
3〜5店舗を持つ地場居酒屋の人気店と同じようなビジネスといえます。
(ex.)スタッフ35名*月間粗利80万円=月商計2,800万円
月坪売20万円換算=店舗総面積140坪(3店舗@46.7坪/5店舗@28坪)
それでも一焼酎“メーカー”として、メディアなどは活動を取り上げ、
コアなファンにより焼酎が盛り上がっている成功事例かのように発信されます。
こうして業界の流れとして小さなブランドにひっぱられる。
こうしたことは直近ではまさに清酒業界でここ10年超、顕在化して、
業界全体の迷走、打つて無し、清酒復権をどんどん遠のけていますね。
ではなぜ同じようなことを繰り返しそうなメディア傾向が出てきてしまっているのでしょうか。
この頑張っている焼酎蔵が悪いということは全くもって無く、
前述の通り、地場3〜5店舗の人気居酒屋グループのようなものなのですから、
イベントやコラボでメディアに取り上げられたり、
若く、感度の高く、発信力もあるオピニオンリーダー的な方々をコアファンにして、
販売促進し、少しずつ伸ばしていく戦略で十分なのです。
問題は、これを成功事例として取り上げる業界側、メディア、
それにひっぱられる製販三層のプロモーションにあります。
前述の例のように飲食的に見てみますと、
売上=客単価×客数であり、
客数で重要になるのは常に新規客を増やし続けながら顧客にし来店頻度を上げていくこと。
逆に、一部の常連ばかりで一見が入りづらい店はどんどん厳しくなっていくのですね。
要するに、酒類で新市場を創造するためにまず必要なのは、
コアファンでも、オピニオンリーダーのSNSでもエッジの効いたオシャレ系メディアでもなく、
新たな飲み手にアプローチし、『飲み手の絶対数を必要数に増やすこと』
そしてその飲み手による『飲用頻度を継続的に増やしたままにすること』です。
どんなにメディアやSNSが取り上げて、たとえブームブームと言われても、
そもそも飲用者数の絶対数が達していなければ、新市場は創造されません。
にもかかわらず、いかに荒唐無稽でも“話題”とやらを求める“業界”というものはいつまで、
小さなブランドを取り上げるメディアなどにひっぱられ続けるのでしょうか。
環境開発計画 山本 利晴