2026年10月17日

小諸研修番外編〜業務店調査〜

連載を続けてきました小諸研修報告記事。

最終回は番外編として業務店調査報告です。


まず1店舗目は『エキューブ・こもろ』さん。
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“信州ワインと地酒 美味しいつまみが楽しめる 小諸駅ナカ カジュアルバー”

というコンセプトで、

駅ロータリー側だけでなく駅ホーム側からも入れるワインバーです。


こちらは駅や鉄道関係の運営と思いきや、

東京の広告代理店による地方創生マーケティングのパイロット店舗として運営されており、
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実はこちらの社長さんは小諸出身で、

小諸駅が大好きすぎる(駅長より長く駅に関わっているとのこと 笑)方で、

ワインをはじめとした小諸の醸造酒だけでなく、
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ハムやパン、野菜などの食材食品の良さを伝える発信拠点として運営されてるそうです。
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会社ホームページを拝見すると、

「そのなかで、新たなるマーケティング分野であるSNS施策やAI活用コンテンツを

テストマーケティングとして実装〜中略〜ノウハウとして体系化している」
とのこと。


弊社の業務にも共通点があるコンセプトですので、

今後も注目していきたいです。


そして2店舗目は小諸唯一のオーセンティックバー『Bar Zizz』さん。


Since1996ということで、私のバーテンダー歴よりも長く営業されている老舗のバーで、

オーナーの小山公一さんは、18歳で上京、東京や横浜で修行された後、

24歳の若さで小諸に独立開業。その後、移転や休業と紆余曲折ありながらも、

現在の場所でお一人でカウンターに立ち続けておられる大先輩です。


「WHISKY MEW(ウイスキーミュウ)」シリーズを中心に、

1,500種類以上のウイスキーを取り揃えられていることで有名ですが、


なんと言っても出張先のオーセンティックバーの楽しみの一つとしては、

地元のレア情報に耳を傾けながらカクテルやウイスキーをいただくこと。


こちらでも、前回記事で取り上げた小諸の硬水情報(グラスもすぐ白くなって大変とのこと!)や、

小諸の歓楽街の変遷、

昔はタイ人やフィリピンパブが栄え、現在よりも広く歓楽街が広がっていたこと、

今はエリアが縮小したものの、その子や孫世代が新たな本格タイ料理やを開けたりしていること、

こうした歓楽街の歴史から、現在もスナック文化が根強く、バー文化が弱いことなど



本当に美味しい蕎麦屋情報から、

村上春樹氏が寂しさを感じた時に思い出すというおばあちゃんライオンのナナの話などなどを、


お店の30周年記念というミュウの(浅間山と繋がりのある)ゲッターロボボトル(イチローズモルト)を美味しくいただきながら、

素敵な小諸の夜を過ごさせていただきました。


ただ、これだけの地元のウイスキーの名店であっても、

11月発売の小諸蒸留所ファーストリリース購入権の枠は優遇されないとのことで、

小諸地域の盛り上げも期すメーカーが地域の名店との繋がりを弱くしていることは、

少々残念に思うポイントでもありました。


やはり、酒造メーカーによる基幹店、地元発信拠点という【場所】の運営には、

地域との繋がりを強めるべきであることを再確認できたことも良かったです。


今回の小諸研修、様々な側面から大変勉強になりました!

ご縁をいただいた皆様、本当にありがとうございました!!

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2026年10月10日

小諸研修part.3〜大塚酒造訪問〜

連載中の小諸研修報告記事もpart.3。

今回は『大塚酒造』訪問&「酒ハイ」試作です。
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前回記事のワインでいえば、「千曲川ワインバレー[東地区]」として、

周辺に60もの産地を担うつくり手たち(※小諸ワイナリー掲示物より)が点在するも、


清酒の酒蔵は「浅間嶽」を醸す『大塚酒造』さんが唯一。

浅間山のミネラル豊富な伏流水(硬水)で造られていますが、


今回こちらでの私の訪問主旨は、

“硬水”仕込みの酒造りのポイントと、

それを“割る”とどうなるかという点でした。


小諸市は、浅間山に近い東側が硬水、西側が軟水になるという、

全国でも珍しい土地とのことですが、


なんと!その硬度は場所によっては220mg/Lが確認されているほどで、

WHO(世界保健機関)の基準では180mg/L以上が「非常に硬水」に分類されていることからも、

小諸の非常に高い硬水具合が分かります。


ここ『大塚酒造』では主に、小諸の水道水を仕込みに使用しているとのことで、

その硬度は約140mg/Lと、なかなかの「硬水」です。


蔵の方のお話では、「硬水」で仕込むことで“辛口”に仕上がる。

キリッとした中にも少しうまみ、甘みを感じられる酒が美味い。とのことで、
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その特徴がよく分かる酒として「無濾過生原酒」をおすすめされましたが、

四合瓶しか無かったため、同じ生酒で500ml瓶の「純米生酒 献寿」を購入、


会社に戻り、炭酸と1:1の「酒ハイ」で試飲いたしました。
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ベース酒の味わいはまさに前述の通り、

うまみ甘みがしっかり感じられながらもキリッとキレの良い酒で、

後に残らないため、寿司や焼き鳥などと合わせましたが食中にも美味しくいただけました。


そして「酒ハイ」として“割った”時にもその特徴がはっきりと感じられ、

炭酸に負けてしまうことのない、芯のある酒に仕上がっていると感じました。


ここまで高い硬度の「硬水」で仕込まれた酒がどのようなものか、

しっかりと体感させていただきました。


江戸時代から明治・大正期にかけての歴史的建造物が残る小諸の街。

『大塚酒造』さんの御蔵もまさにその中の一つであり、観光で立ち寄るのも良い蔵です。
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情報によると法人としては2名の企業で、製造量は100石と、

とても小規模の酒蔵ながら、魅力的な酒を醸す御蔵だと思いました。


ご対応くださった蔵元さん曰く、

「硬水」の酒では鑑評会は獲れないと言われるから出さなくて良いんだよと。


独自の個性に誇りを持ったスタンスで、

酒の味わいと同様、しっかりと芯を持ちながらもキレの良い蔵元さんでした。


やはり、蔵は“人”が“酒”に現れる。そのことも再確認させていただけた訪問でした。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2026年10月03日

小諸研修part.2〜マンズワイン小諸ワイナリー見学〜

前の記事より連載中の小諸研修報告記事、

今回はそのpart.2として、

『マンズワイン小諸ワイナリー』見学報告です。
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こちらの運営は、前記事の小諸蒸留所とは正反対といえる、

しょうゆを中心とする日本の大手食品メーカーである

キッコーマン社を親会社に持つ、
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ワイナリーも、ここ小諸の他に勝沼にも構える、

令和7年3月期決算で約28億5,800万円の売上高規模の、

大手ワイナリーに数えられる1社です。


今回こちらでの私の見学主旨は、

当該社が表明している通り、

キッコーマンの子会社で大手ワイナリーのワインというイメージを、

どのようにアップデートされているかという点でした。
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私が常日頃発言している通り、

だいたいのお酒の飲み手は、

大手メーカーの酒は大量生産で安酒、

小さな個人経営的な生産者はクラフト的で良い酒を造っている

というイメージのみ先行した“品質感”を持つ方が多いものですが、

その実、“品質”面では大手メーカーの質の高さは素晴らしいものなのです。
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ただ、その良さはストレートには伝わっておらず、

いや、伝えきれていないというのが現状であり、

これは改善できる課題であると強く確信しています。


前の記事同様、研修で得られたノウハウ面の成果は記せませんが、

※こちらの「量から質へ ブランディングの転換」については、

下記リンクの記事によくまとめられていますので貼っておきます。


(記事リンク)
あなたの知っているマンズワインはもう古いかも?!〜量から質へ〜マンズワインの”いま”

※ツアーの説明でも、2割の「ソラリス」を小諸でヨーロッパ系品種で高級志向に3名の醸造家の少数精鋭で造り、8割は勝沼でマスカットベーリーAや甲州によるスパークリングワインや日常楽しめるワインを造っているとのこと。

実際に訪問して見学ツアーに参加させていただき、

その造り、思い、先人に対する敬意、地域との共存共栄など、
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一発逆転的な派手な取り組みに依るのではなく、

着実に造り手の思いを一歩一歩伝えていく姿勢に感銘を受けました。
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もちろん、試飲させていただいたワインの品質は、

想像を遥かに超える完成度の高さ、美味しさで、

ワクワクするような、純粋に好きになるワインでございました。
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ちょうど訪れた日、小諸も久しぶりの晴天に恵まれ、

自社スタッフに加え、近隣からのヘルプと合わせた総勢30名を超える一団が、

シャルドネ収穫の山場ということで、畑に向かっている光景を目にできました。
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ワイナリー前の畑は樹齢40年のトップキュベのシャルドネ。

そのワインを、一面のレインカットが施された葡萄畑を眺めながらいただく時間は、

最高のひとときでした。ありがとうございました!

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画