2025年07月19日

世界でも熱いアジアのバーシーン

先日、銀座の某ホテルバーに伺った際、

ちょうど30分後に、

「Asia's 50 Best Bars」の授賞式発表があるとのことで、

当該Barも第36位にランクインされたとのことにて、

シャンパーニュをご提供いただき、

お祝いの乾杯をご一緒させていただきました。

おめでとうございます!!


↓当該プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002260.000011305.html


「Asia's 50 Best Bars」とは、

「Asia's 50 Best Restaurants」のバー版として設立された、

発展著しいアジアのバーシーンを網羅するアワードとのこと。


その評議委員は、

有名なバーテンダーやコンサルタントを含む200人以上のドリンク専門家、

アジア各地のカクテルスペシャリストで構成されており、

有権者は過去18ヶ月の間に訪問したバーの中から、

アジアで最も優れていると思う7つのバーをランク付けするように求められるのだそう。


こちらのBarの他にも、

日本からTOP50には6店舗が選ばれています。


1位には香港のBarが選出されましたが、

私も、シンガポール、ソウルなど、アジアのBarに伺う機会があった中で、

ヨーロッパやアメリカのバーシーンにも負けずとも劣らないほど熱い、

どんどんと進化を遂げるアジアのバーシーンには目を見張るものがありますね。


私は日本のバー文化から和酒の復権の一助になればとの思いで、

取り組みに邁進してまいりますが、

このようにさまざまなシーンで日本の、そしてアジアのバー文化が、

ますます盛り上がることに期待です!!

環境開発計画 山本 利晴
タグ:【場】=Bar
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2025年07月12日

酒造業界前会計年度も国内和酒下落

日本酒では【BY】(ブルワリーイヤー)、

「酒造年度(醸造年度)」として、7月1日から翌年6月30日までを、

醸造の区切りとしていることは、

日本酒のラベルなどにも記載されていることもあり、

飲み手にも知られているところですが、


これとは別に、【FY】(フィスカルイヤー)、

「会計年度」が4月から翌年の3月までと定められており、

この会計年度に基づいて酒造業者は製品の販売戦略や資源配分を計画したり、

【課税移出数量】として、輸出分を除く、

国内での消費を前提として酒税が課される(蔵出荷時)数量

※返品等により蔵に戻し入れられた数量を引いた実数

が公表されたりします。


蔵(メーカー)出荷から卸、そして小売店(酒屋)へと流れて、

料飲店や消費者がお酒を買う流れなので、その間の在庫を考えれば、

実際に国内で飲まれた数量とはズレがありますが、


前述の通り、国内での消費を前提とした出荷として、

ざっくり“国内消費数量”の推移を計る目安にはなるので、

私もいつもチェックしています。


この【課税移出数量】令和6FY(令和6年4月〜令和7年3月)が公表され、

昨年対比でも和酒離れが改めて確認されました。


ビールや発泡酒、RTDを含むスピリッツ等が大きく伸ばしたのに対し、

ウイスキーは微増、それらに対し、

清酒が2.8%減

連続式蒸留焼酎が1.9%減

単式蒸留焼酎が2.1%減

となりました。


この流れを反転させるために必須なのは和酒の業務用市場への拡大浸透です。

それも、市場が動く一定数を超えるまでを見据えた戦略的展開です。


特に清酒においては未だ一社もここに向けた展開に着手していません。


“酒ハイ”で展開して好調と言われるかもしれませんが、

“酒ハイ”展開には、

ある重要なポイントにおいて大きく「顧客視点」「飲み手起点」が欠けており、

いまのままでは復権、反転への流れは創れません。


清酒でもここに気づき、本格展開を仕掛けるリーディングカンパニーが出るまで、

私も微力ながら取り組みを続けてまいります。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2025年07月05日

1000円の壁

国民食とか、庶民の食、B級グルメ代表の一角といえる

「ラーメン」


そういう認識からかよく、

ラーメンには「1000円の壁」と言われたことも記憶に新しいです。


しかし、その「壁」を作っていたのは我々昭和世代(笑)とも言われます。


現下、流行っているラーメン店にはそうした安価なイメージは弱まって、

特別感、希少性、こだわりを明確に打ち出し、

1000円を優に超える価格帯でも連日大行列という店も少なくありません。


これはコアな個人ラーメン店の話ということばかりではなく、

数十店舗を展開する中規模チェーンや、

大手外食企業の傘下となっているチェーンラーメンブランドでもその流れがあり、


最安メニュー1アイテムのみ900円台後半でも、

メニューを選択したり、トッピングをしたりすれば簡単に1500円前後するのですね。


しかも、そうしたラーメン店の主な客層は、

我々のような昭和世代(笑)ではなく、若い客層なのです。


B級グルメからこだわりの一品料理へ、

昭和世代客層から若い世代客層へ。


これにより、ラーメンの「1000円の壁」は崩れました。


前置きが長くなりましたが、

大手清酒メーカーの低濃度2リットルパック酒でも、

値上げによりスーパー店頭で1000円台に乗ると売れなくなるとの警戒から、

値上げしても条件を出して3桁をキープさせようということもあるようです。


“令和の米騒動”だけではない業界の複合的な値上げ圧力の中、

こうした無益な戦いが繰り広げられているのですね。。


前述のラーメンのように、その付加価値とターゲット客層を変えて、

清酒の新たな飲み手を創造、新市場を創造しようとする牽引社が出てこない中、

いよいよ本当に打つ手無しとなってしまうのでは、

なんとも残念でなりません。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画