最終回は番外編として業務店調査報告です。
まず1店舗目は『エキューブ・こもろ』さん。
“信州ワインと地酒 美味しいつまみが楽しめる 小諸駅ナカ カジュアルバー”
というコンセプトで、
駅ロータリー側だけでなく駅ホーム側からも入れるワインバーです。
こちらは駅や鉄道関係の運営と思いきや、
東京の広告代理店による地方創生マーケティングのパイロット店舗として運営されており、
実はこちらの社長さんは小諸出身で、
小諸駅が大好きすぎる(駅長より長く駅に関わっているとのこと 笑)方で、
ワインをはじめとした小諸の醸造酒だけでなく、
ハムやパン、野菜などの食材食品の良さを伝える発信拠点として運営されてるそうです。
会社ホームページを拝見すると、
「そのなかで、新たなるマーケティング分野であるSNS施策やAI活用コンテンツを
テストマーケティングとして実装〜中略〜ノウハウとして体系化している」とのこと。
弊社の業務にも共通点があるコンセプトですので、
今後も注目していきたいです。
そして2店舗目は小諸唯一のオーセンティックバー『Bar Zizz』さん。
Since1996ということで、私のバーテンダー歴よりも長く営業されている老舗のバーで、
オーナーの小山公一さんは、18歳で上京、東京や横浜で修行された後、
24歳の若さで小諸に独立開業。その後、移転や休業と紆余曲折ありながらも、
現在の場所でお一人でカウンターに立ち続けておられる大先輩です。
「WHISKY MEW(ウイスキーミュウ)」シリーズを中心に、
1,500種類以上のウイスキーを取り揃えられていることで有名ですが、
なんと言っても出張先のオーセンティックバーの楽しみの一つとしては、
地元のレア情報に耳を傾けながらカクテルやウイスキーをいただくこと。
こちらでも、前回記事で取り上げた小諸の硬水情報(グラスもすぐ白くなって大変とのこと!)や、
小諸の歓楽街の変遷、
昔はタイ人やフィリピンパブが栄え、現在よりも広く歓楽街が広がっていたこと、
今はエリアが縮小したものの、その子や孫世代が新たな本格タイ料理やを開けたりしていること、
こうした歓楽街の歴史から、現在もスナック文化が根強く、バー文化が弱いことなど
本当に美味しい蕎麦屋情報から、
村上春樹氏が寂しさを感じた時に思い出すというおばあちゃんライオンのナナの話などなどを、
お店の30周年記念というミュウの(浅間山と繋がりのある)ゲッターロボボトル(イチローズモルト)を美味しくいただきながら、
素敵な小諸の夜を過ごさせていただきました。
ただ、これだけの地元のウイスキーの名店であっても、
11月発売の小諸蒸留所ファーストリリース購入権の枠は優遇されないとのことで、
小諸地域の盛り上げも期すメーカーが地域の名店との繋がりを弱くしていることは、
少々残念に思うポイントでもありました。
やはり、酒造メーカーによる基幹店、地元発信拠点という【場所】の運営には、
地域との繋がりを強めるべきであることを再確認できたことも良かったです。
今回の小諸研修、様々な側面から大変勉強になりました!
ご縁をいただいた皆様、本当にありがとうございました!!
環境開発計画 山本 利晴