2026年01月24日

紡がれるご縁

前職にて、

今に繋がる日本酒のお仕事をさせていただく中で、

とある蔵元の息子さんとご縁をいただきました。


その方は、現在では蔵に戻り、

経営者(専務)として頑張っておられますが、


当時、私との縁をきっかけに、

前職に一時期、アルバイトとして働いてくれたことがありました。


酒を造る蔵元に戻るものとして、

業務店料飲店というものを実際に働いて勉強しておきたいという、

しっかりとした意志を持ってのことでした。


そして今、

その方に憧れる、同じ境遇の別の蔵元の息子さんが、


その方の話を聞いて、

前職の店舗でアルバイトをされたいと相談をいただき、

お繋ぎして、この度、働いてくれることとなりました。


蔵元を継ぐ若い方々が、

酒のメーカーとして、業務店料飲店の重要性を、

身をもって体験してもって帰ってくださる心意気が嬉しいですし、

こうしてご縁が紡がれることにも本当に感謝です。


働き始めたら飲みに行きますね!

ありがとうございます。楽しみです。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2026年01月17日

加水燗酒

先日のとある会食で訪れた地鶏割烹のお店で、

“加水燗酒”を初めていただきました。


燗酒特有の、熱めにつけると特に感じられる、

先に立ち上るアルコール刺激が和らぎ、

当該銘柄の定番純米酒ながら、そのまま冷やでいただくよりも、

華やかな香気をより一層楽しむことができました。


前職で、日本酒(清酒地酒)にご縁をいただいて15年ですが、

私の勉強不足なだけではあるのですが、

これまで一度も体験したことがありませんでした。


洋酒、バーテンダーをベースにするものとして、

ウイスキーのブレンダーが実際にテイスティングする際、


度数の高いウイスキーに“加水”(トゥワイスアップ/ワンドロップ)し、

先に立ち上る揮発アルコール臭を抑えて、

ウイスキー本来の香味を利くことは普通のことであります。


バーなどのシーンでは、

飲み手がその飲み方(加水)を付加価値をもって体験するものですが、


日本酒は、私たちが15年前から取り組んでいる“日本酒カクテル”を筆頭に、

水割り含め、「割るなんてもってのほか」

という、コアファンの根強い意見がいまだにあります。


一部、“割水燗”などとして推奨する蔵もあるようですが、

ウイスキーに“加水”して楽しむことほどには評価されていないようです。


今回伺ったお店は、名物の一つ「地どりのからあげ」(↓写真)など、

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既成概念をくつがえす独自性ある料理も提供されており、

“加水燗酒”の提供からも、そうしたスタンスが感じられますが、


広く見れば、日本酒はようやく“酒ハイ”などと、

自由な飲み方を推進するようになってきたものの、

まだまだコアなファンによる有名地酒銘柄信奉かつ、

そのまま飲むべき(割るべきではない)というようなな飲まれ方が、

外飲みでは圧倒的に価値を持って受け入れられているなと感じます。


それはひいては、残念なことながら、

いまだに日本酒(清酒)は新市場創造には至っておらず、

新たな飲み手を創造して、新しい楽しみ方を広げ増やしていくという流れが、

まったくと言って良いほどに来て無い状況が続いているということなのですね。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2026年01月10日

大切な人と語り合い酌み交わすときの豊かさよ

“Barは文化だ”


私の前職で常に言い続けられてきた言葉です。


“ゆったりが恋しくなったら”


この言葉も同様です。


大切な人と語り合うとき、

嬉しいこと、反対に辛いことがあったときにも、

Barの扉を開ける。


そこには「酒」があり、

大切な人と酌み交わしたり、

一人で思いを巡らせながらゆったりと時間を過ごしたり、

時にはバーテンダーとの会話を楽しんだりして、


明日への活力を得たり、

人と人との関係を豊かにしたりする。


そんなことが“Bar”の、

そして「酒」の存在意義の一側面ではないでしょうか。




年明けのある業界紙で、

世界機関や、日本社会の中でも、

「酒」を悪とするような発信や議論がなされていることが取り上げられていました。


それは飲み過ぎれば健康を害することもあるでしょう。


それを言ったら、健康に良いとされるランニングもし過ぎると腰や膝を悪くするでしょうし、

健康に良いとされる食事も、摂り過ぎ、偏りがあれば健康を害することもあるでしょう。


さらに言えば、嗜好品である「酒」の楽しみを健全で文化的な大人からも取り上げて、

生命維持に必要なことばかり致し、仕事などやるべきことだけをひたすらやれば良いという世界は、

人間をブロイラーのようにしようと仕向けているかのようにまで思ってしまいます。


なにも「酒」だけが豊かさを生み出すものと言っているのではなく、

判断力も責任もある大の大人による『選択の自由』『嗜好』を奪うなと言いたいのです。


たとえこうしたことが世界的な流れで争いようがないとしても、

大切な人と語り合う豊かな時にある「酒」という文化を紡いでいく。


その一助となるべく、微力を尽くしていきたいと思うのです。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画