2024年04月20日

夏の生酒2024試飲会にて

4月というのに先日は、

新潟、秋田、山形で30度超の真夏日になりましたね。。


温暖化の影響か、お酒に関連する作物も、

どんどん北へ北へと主産地が移るようにも言われています。


先日、宮城の蔵元さんとお話した際にも、

「ゆず」の北限は宮城だったのに、今は岩手まで北上したとのこと。


さらには酒を醸すための「米」も、

今年もなかなか思うような質のものでなく“硬い“ため、

各蔵元、その造りでは苦労しているとのことでした。


実際先日、今年の“夏の生酒“試飲会に参加させていただき、

数十種類のお酒を試飲させていただきましたが、

例年以上に各蔵元間の味わいの方向性が大きく異なるように感じました。


これまでは、「今年の夏の生酒はだいたいこういう味わいの傾向だな」と感じられていたものが、

今回は、酸味が際立つもの、キレイで料理に合わせやすそうなもの、

かなり分厚く、それ単体で食後に楽しんだ方が良さそうなものなど、

一つ前に試飲したお酒と次のお酒がまったく異なる味わいで、

試飲が困難だと思う並びもあったと感じました。


会場でお話しをお聞きすると、

こうした「米」の品質は、温暖化に伴ってか今後も続くと予想されることから、

今後も難しい造りが求められるであろうとのことでした。


蔵元によっては他から米を買うのを極力抑え、

自社農園を経営し、そこからの米を中心に酒造りを行うコンセプトを立てるところもあり、

田を観光資源として、インバウンドを中心にツーリズムを組むことまで想定しており、

日本酒もさらに“モノ”としてだけでなく、

“コト”“トキ”を付加価値として売る必要性が高まっていると改めて感じました。


今回の“夏の生酒”試飲会ではそんなことを考えさせられる機会となりました。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:雑感
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2024年04月13日

和酒の酒造による地ウイスキー販売の今

先日、日本酒のある試飲商談会に伺った際、

ある、ウイスキーも手がける和酒の醸造会社のブースにて、

現状の地ウイスキーのボリュームをお聞きしたところ、

なんと、売上の8割、製造量の6割をウイスキーが占めるとのこと。


自社の日本酒の販売を伸ばす“手“が無い蔵元が、

洋酒(ジンやウイスキー)に走るのはこういうことかと頷けるほどの、

私の想像を超えるボリュームでした。


しかしながらその醸造会社の担当者の方は、

「ウイスキーが良いのは“今だけ“なので、日本酒を伸ばさなければ」

とおっしゃっておられました。


決してウイスキーブームに溺れることなく、

本来のウリを伸ばさなければ中長期的に先は無いことは、

ご理解されているようでしたが、

いかんせんその実現のための“手“が無いというのが本音のようです。


改めて和酒の酒造による地ウイスキーの今、

洋酒に手を出す(しかない)蔵元の現状を見たように感じました。


これから新しく洋酒に手をだすような和酒メーカーは論外として、

清酒醸造会社、特に市場を牽引すべきNBメーカー社は、

こうした危機感をどの程度持っているでしょうか?


中小零細の蔵元や醸造会社はより強く感じているこの危機感。


『飲み場をつくる』ことに尽きる、

大手清酒NBメーカーが牽引すべきである新市場創造の取り組みは、

待ったなしの状況ではないでしょうか。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:酒類業界
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2024年04月06日

団体客が戻ってきた(か?)

例年より少し遅めの桜の季節を迎え、

一気に暖かくなってきたことも影響してか、

弊社事務所のある調布の夜も、

このところ特に週末は料飲店に、

団体客が溢れている光景をよく見るようになりました。


3月4月は“歓送迎会”で盛り上がる繁忙月ではありますが、

コロナ前から1組人数の減少傾向が顕著となり、

実際店舗でも団体客を見なくなっていました。


それが郊外と言えるここ調布でも、

夜の街に団体客が戻ってきたことを目にできることは嬉しい気持ちです。


私も先日の週末土曜日に、イタリアンを前日予約しようとすると、

1店の早い時間を除き、ほぼ全ての店が予約で満席でした。


大企業を中心に大幅な賃上げや株高という景気の良い流れの局面で、

一般的に夜の街の景気がよくなるのは一番最後だという通説がありますが、

体感的には急角度で夜の街に活気が戻ってきているように感じます。


とは言えまだまだ平日や、

遅い時間の2軒目、3軒目利用はかなり少ないのが現状です。


この良い流れが今後益々加速しそうな勢いを体感しながら、

酒主体料飲店の動向を引き続き注視していこうと思います。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:雑感
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