2026年07月18日

“激夏”が当たり前の中でのとある日本酒提案

東京都心における年間真夏日の観測日数は、

近年急増しており、ここ3年間は毎年80日前後とのこと。

夏日でいえば140日を超えて4ヶ月半程度は“夏”なのですね。


こんなにも暑い日本ではますます厳しくなる日本酒ですが、

先日、日本名門酒会様主催『激夏チャレンジ』試飲会へ伺いました。


“暑すぎる夏には日本酒は飲まれない”という声に対し、

『いやいや!日本酒だからできることもあるはず!』

という企画で、さまざまなご提案をされていました。


ここ最近の日本酒業界が展開する「酒ハイ」は、

その「たてつけ」により、

残念ながら新市場創造が難しいであろうと私は見ていますが、


今回の『激夏チャレンジ』には、それだけでなく、

いわゆるコアなファンや旧来からの飲み手ではないターゲットへ向けた、


固定観念に縛られず自由に日本酒を楽しむシーンに適している、

新しい酒質の各蔵元酒が提案されており、


清酒だけでなく、和のリキュールや“夏の季語”という焼酎など、

それぞれに提案のしがいがある大変面白いラインナップでした。


造り手側は今、必要な酒質、新たな飲み手を創造しようとする酒質を、

いち早く察知して醸し出しています。


ただ、今回も参加させていただいてやはり確認できたことは、

より具体的で理に適った“飲み手創造”に向かう術が、

特に清酒業界には皆無であるということです。

(日本名門酒会様だけを見れば昨対実績を伸ばされています)


しっかりと理に適った展開方法で、一定数を確実に超える「飲み場」を作り、

新たな飲み手に安心感を感じさせて買っていただくまでの戦略が皆無なのですね。


「飲み場」を増やさなければという掛け声はあります。

しかしながら具体的な数値化や、一定数を超えさせる活動はまったく無いのです。


酒質自体はどんどん面白くなっています。

なのに売り方は見えていないのです。


なんとももったいなく、

1日も早くこれを牽引する大手清酒メーカーが待たれます。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:酒類業界
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2026年07月11日

とある都内近郊郊外酒主体料飲店の現況

以前も取り上げました通り、

弊社のある街は、新宿から私鉄最短16分、

東京郊外の現在24万人を超える市です。


先日、月初の「月曜日」に、

協業社のスタッフと久しぶりに業務店調査に出ました。


1軒目は、このエリア、駅前立地ではトップクラスのサービスレベルの、

東京西部を中心に展開されているレストランチェーンの

スペインバル業態へ。


こちらの会社の代表は、外食を変えた会社と言われる「グローバルダイニング」の卒業生で、

この地域でも間違いのない良店であり、

会社のコンセプトにある「新たな街の創造」をまさに体現されている、

エリアの外食文化を高めている1店と言っても過言ではないお店です。


そしてやはりこうしたお店は繁盛します。

月初の月曜日ながら超満員。


私たち3名の消費形態はフード3皿、ドリンクはワイン2本とビール1杯で、

客単価一人8,490円という単価のお店で月曜日から満席という超繁盛店です。


2軒目には、創業から38年の地域では老舗のBarへ。


先ほどのレストランもそうでしたが、

平日月曜日の夜で結構お客さんが入っているにも関わらず、

その客層は、いわゆるサラリーマン、OL的な服装の人はほぼ皆無で、

女性客の比率も高く、エリア客層の特徴を表しています。


こちらのBarでは、伺った21時前くらいから来店が相次ぎ、

満席近くなる賑わいを見せていました。


3名で2杯ずつ飲んで8,630円(ロングカクテルながら1杯1,438円)という単価でもです。


カウンターは前述の通り普段着の地元常連が占め、

やはり月初の月曜日とは思えない繁盛でした。


街を歩いても、入っていない店はまったく入っていないものの、

こうした繁盛店は満席状態。


飲食店の過去最高倒産件数も更新され続けていますが、

完全に優勝劣敗が明確に進んでいるだけで、

全体的に悪い状況というわけではないのですね。


街を見る、そして繁盛店を見ることは私たちにとって本当に意義あることです。

ごちそうさまでした。ありがとうございました!

環境開発計画 山本 利晴
タグ:業務店調査
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2026年07月04日

ある地方都市での業務店調査 part.4

年に一度、弊社業務委託先デザイナーとのリアルミーティングにて、

九州某地方都市への出張が恒例となっています。


この機会に合わせ、この13万人地方都市での業務店調査を、

定点観測的に行なっています。


1店舗目は、創業53年という老舗割烹ながら、

3代目でしょうか、大将と女将さんの歓待の接客が素晴らしく、

老舗だからという“圧”のようなものを微塵も感じさせない、

掴まれる入店時接点のあるお店でした。


お料理にもしっかりと3大名物がありウリも明確。

お酒も地元の蔵元「杵の川」の地域限定生酒などあり、

接客、ウリ料理、そして地酒と、高いレベルで楽しませてくれるお店でした。


次に伺った2店舗目はやはり老舗で3代目となる店長のバーへ。


こちらは創業26年で、オーナーさんはこの地域で5店舗を出店、

現在は3店舗経営されているとのことでしたが、


土曜日の週末ということもあり、

私が伺った20時過ぎから一気に満席となる人気店でした。


こちらもやはり接客レベルが高く、

元々お店のお客さんだったという現店長が醸し出す間合いと空気感、


先日のこちらの記事でも書きましたが、

やはり“バー”とは、お酒が中心なのではなく“人”が中心であるということを、

こちらのお店もまさに体現されていました。


帰りの際にはお店が満席状態でお一人営業にも関わらず、

しっかり外まで出て、時間をかけて見送りをくださいました。


今回は両店ともにまた来たいと思わせてくれる良店で、

飲食店、外食の価値(良さ)を再確認させてくれる、

有り難い業調ともなりました。


本当にありがとうございました!

また伺えることを楽しみにいたします。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画