2022年07月02日

大雨でも売れる店

私がお手伝いをさせていただいている店に先日、

定期的な営業状態の確認に訪れた際、

視界が悪くなるほどの大変な大雨にも関わらず、

新規開店時を除くと、過去2番目に高い売上を記録しました。


その要因は、その地域の週末のレジャーにはアウトドアが多いので大雨の日は屋内が強いこともあるようでしたが、

1つの要因として明確なことは、この施設がオープンしたことを知っていただける、

メディア等の取り上げが直近で重なったことがあります。


それはメディアに出れば集客につながるのは当然だろうと思われるかもしれませんが、


店舗スタッフからは、

「グランドオープン以降、売上が思うように上がらず焦る」とか、

「雨だからお客様は少ないと思っていた」とか、

「このまま売上が想定に達しないと、お店の存続が危ういのではないか」とか、

『売上が上がらない』『来客数が伸びない』などといった声が聞かれ、

漠然とした不安を持って日々の営業に臨んでいるのです。


店の売上、来客数を構成する内容には、

1)お店の存在や魅力を知って頂き、新規で来て頂く。

2)ご来店下さったお客様にしっかりとコンセプトを伝え、喜んで、愉しんで頂く。

3)また来て頂く。


と、基本この3つの要素しかありません。

この中で、現場の店舗スタッフができることは、2)と3)なのであり、

1)で新規のお客様が来られている間に、2)と3)に集中してしっかりと行うことで、

将来本当の意味で、『大雨でも売れる店』になるのです。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2022年06月25日

とある日本のウイスキー蒸留所を訪問して

先日、宮城のジャパニーズウイスキー蒸留所を訪問させて頂き、セミナーに参加させて頂きました。

miyagikyo.jpg

こちらの蒸留所の主なストーリーは、ここで特筆するまでもなく、超有名な話なので採り上げませんが、

私がこのセミナーを拝聴して印象に残ったストーリーがありました。

それは、こちらのウイスキーメーカーの創業者が、

この地に2箇所目となる蒸留所を建設すると決めた時のストーリーです。


この創業者は、

「環境が良く、近くにきれいな川があること」などのウイスキー造りに適した場所を探すのはもちろんですが、

それ以前の与条件として、「田畑を潰してしまうような場所は選んではならない」と言明したため、

どんどん内陸に遡り、結果この地に辿り着いたとのこと。

さらに、蒸留所建設の際、「樹木の伐採は最小限にとどめよ」とも指示、

周囲の緑に映えるように建物を赤いレンガ色で統一させ、

自然と共生する設計思想が反映されたとのことです。


このように、商品を製造するということの前に、

自然や、地域(の田畑)、ひいては日本の食文化を大切にする。


こうした創業者の思いが、会社の社風となり、プロダクトとしてのウイスキーの品質にも反映していると思うのです。


ただ単に、美味しいものを作って提供すればお客さんは評価してくれるといった類の思い違いにより、店が長続きしないといったことは、飲食の世界にも枚挙にいとまがありません。

同じように“良い商品をつくる”といっても、この違いは天と地の差ほどあり、お客様にはしっかりと伝わっていくのだと再確認できました。


追記;サブストーリーとして面白かったのは、

たまたま辿り着いたこの地に流れていた川の一本が新川(ニッカワ)といい、

こちらの社名に似ていたという偶然、

さらには蒸留所ができてから市や県に働きかけ、住所名に自社名を付けてもらったとのこと。

こんなサブストーリーも面白く、大切だと思いました。

二本の川に挟まれた高地で寒冷ながら湿潤な気候は、“天使への分前”を減らす効果もあるのだとか(笑)

これもまた大切なことです。

環境開発計画 山本 利晴
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画

2022年06月18日

業務用のお酒の動きから見た現状(2022年4,5月)

まん防が全面解除されて以降、

基本的にはまる1ヶ月制限のない月として、

4月、5月の2ヶ月が経過しました。


この状況で業務用、外食のお酒の流れは、

業務用酒販店の対2019年比は2割前後の減で推移しているようですが、

居酒屋やパブ、ビアホールの2019年比は半分程度というのが実情です。


ではこの3割程度の差はどこで飲まれているのでしょうか?


それは焼肉屋や中華、(最近話題になった)回転寿司などの業態が好調で、

コロナ禍においては家飲みで、RTDに走っていた人たちが、

少しずつ、“メシ食いに”外食に出ているといったところです。


言い換えれば、現状はまだまだ“飲みに”出ているのではなく

家族などを中心に、“食事に“出た際に飲んでいる状況です。


これではまだまだ、“酒文化のアフターコロナ”とはいかない流れと言って良く、

人々が“飲みに”出るようになる流れが起きるまでは、

今暫く我慢して待ちつつも、“飲みに行く”流れが起きてくる時期に備え、

今こそ、着々と準備を整える時期とも言えるのではないでしょうか。

環境開発計画 山本 利晴
タグ:酒類業界
posted by B.A.R planning at 12:00| 環境開発計画